ビッグ・マムは初登場時からキッドとローに倒される運命だった説!【ONE PIECE考察】
こんにちは!
考察や感想をマイペースに書いているばんび (@ONEPIECE_banbi) / Twitterと言います!
ジャンプ"1038話"と"1039話のチョイ見せ"みましたでしょうか!
まだの方はブラウザバックしてください!
1038話では「キッド&ローVS.ビッグ・マム」というタイトルで、瀕死だったキッドとローは、船員を傷つけられ、ルフィの元へ行こうとしたマムを、2人の大技で見事に引き止めることが成功しました。そして、2/4(金)のチョイ見せで明らかになりましたが、引き続きライブフロアの3人の戦いの続きが描かれそうです!
"VS"とつくサブタイトルの後には決着の流れがほとんどです。
例外はルフィ戦でチラホラありますが、ココ最近、特にワノ国においては例外は無いものと考えてます!
1039話でビッグ・マムは敗れるのではないでしょうか!?
果たしてどうなるか、楽しみですね!!
そんな今激アツなビッグ・マム戦。
ビッグ・マムが登場した最初からこの戦いを描くことを決めて登場させたのではないかと思いました。
つまり、キッドとローが活躍する為の四皇として強敵ビッグ・マムはうまれたキャラクターだと私は考えます。
なぜそう思ったのか、その経緯について、今日は書いていきたいと思います!
1.初登場の時系列の整理
まず、前提として、キッドとローが活躍する為の四皇として位置づけられたと考えるためには、キャラクターが生み出された順番について、キッドとローが先に登場していなくてはいけないと思うので、時系列の整理をしてみます。
キッドとローが初登場したのは作中の2年前。
シャボンディ諸島にて、第498話で登場し、その後、人間屋ヒューマンショップにて明らかに他の超新星よりも目立った形の”ルフィのライバル的な存在”として位置付けされていました。
ビッグ・マムはその後、魚人島編終了際の第651話で登場しました。
ローラの親であるため、スリラーバークの頃から「強くて昔からトップの座にいる女海賊」が登場するというのは決まっていたとは思います。
また、頂上戦争編の終了後に"キッドの口から"四皇の存在が語られ、その際に「ビッグ・マム」という名前が初登場しました。
その後、正式な登場は新世界編の第651話となりました。
また、キッドやロー含む11人の超新星はシャボンディ諸島編を盛り上げるために短時間生み出されたキャラクターということが分かっておりますので、尾田先生の構想の時系列的には
「強くて歳が結構上の女海賊を四皇として登場させる(スリラーバーク)⇒キッドやローのキャラクターを生み出す(シャボンディ)⇒四皇ビッグ・マムという存在がいることを明かす(頂上戦争編)⇒ビッグ・マム正式に初登場(魚人島編)」
という時系列となり、設定を固めきったのは、”正式に初登場となった魚人島編”もしくは、”名前が出た頂上戦争編後”なのではないかと考えました。
「キッドの口から四皇ビッグ・マムの名が作中で初めて語られた」というのも今回の説の根拠の1つ、1つの因縁になりそうです。
これについては答えが出ないので、仮説として、一旦、スリラーバーク編では大まかな設定はあったが、ビッグ・マムとしてのキャラクターは名前も含めて、キッドとローが登場した後の頂上戦争編~魚人島編で設定が固まりきったと仮定します。
この仮定を頭に入れていただいて、下記「2.」以降の彼らの因縁を読んでいただければと思います。
2.パンクロック対決
キッドについて、彼は髪を逆立たせて、パンクロック系な服装であります。
これは、技にも現れており、
「磁気魔人(パンクロットン)」
「磁気弦(パンクギブソン)」
「磁気大魔牛(パンクコルナ・ディオ)」
これらは明らかにパンクロック系な技名ですよね。
それぞれ詳しく見ていくと
「パンクロットン」の”ロットン”とは、「rotten=腐った、不潔な」という意味もありますが、恐らく、世界的有名パンクロックバンドのセックス・ピストルズのボーカル”ジョニー・ロットン”から来ていると思われます。
これは「パンクギブソン」にも通じます。
ギブソンは”弦”と書いて”ギブソン”です。
これは世界的に有名な楽器メーカーの「ギブソン」から取っていると思われ、セックス・ピストルズのギタリストのスティーヴ・ジョーンズが愛用していたギターも「ギブソン」だそうです。
ギターだから”弦”というわけですね。
最後に「パンク コルナ・ディオ」の意味を考えます。
”ディオ”はイタリア語で”神”を意味します。
”コルナ”とはイタリア語で”角”を意味し、人差し指と小指を立てた時のジェスチャーをコルナサインと言います。これはロック共通のフォームとなっており、「Rock on(めいっぱいロックしよう)」というサインのようです。
この技名は”角”と”神”を意味して「牛の大技」という意味もありつつ、「俺が尊敬してやまないパンクロックを一緒にしようぜ」的な意味にもとれそうです。
更にはキッド海賊団の船は「ヴィクトリアパンク号」でここにも”パンク”とあり、
キッドの趣味は「音楽鑑賞」ということが分かっております。
以上のことから、キッドというキャラクターは”パンク・ロック”と関連づけられているものだということがわかります。
一方、ビッグ・マムですが、ビッグ・マムが関連する回のサブタイトルを意識してまとめてみました。以下の通りです。
第866話「NATURAL BORN DESTROYER」
第867話「HAPPY BIRTHDAY」
第900話「BADEND MUSICAL」
第902話「END ROLL」
第951話「RAMPAGE」
第1013話「Anarchy In The BM(ビッグ・マム)」
このように英語を使用したサブタイトルにはビッグ・マムが関係している話が多いです。その根拠として、866話以降のビッグ・マムが関連する話以前については、
”SAD”や”SMILE”、"LUCY"などの固有名詞を除いていけば限りなく少ないです。キチンと数えた訳ではありませんが、恐らくざっと見た感じ10話以下に収まるでしょう。
それなのにも関わらずWCI編に入ってからビッグ・マム関連になった途端に増える上記のようなサブタイトルの数々。。
これはつまり、意識されてビッグ・マムというキャラクターにこのようなサブタイトルがつけられております。
なんだか音楽を連想させるような、アーティスティックで、ロックな印象のサブタイトルですよね。
極めつけは1013話「Anarchy In The BM(ビッグ・マム)」
これは「Anarchy In The UK」というセックス・ピストルズの楽曲をもじったものだと思います。
はい、また出てきましたセックス・ピストルズ!
尾田先生はセックス・ピストルズが好きなのでしょう。
この楽曲の意味としては「イギリスは無秩序」
これがわざわざ似たような形でBM(ビッグ・マム)とされているので、「無秩序なビッグ・マム」ということになりますね!
これが意識されて描かれた、キッドとビッグ・マムの因縁1つ目
”パンクロック対決”というわけです!
3.アナーキーVS法律
先ほどの部分で長々と説明しましたが、結論としてビッグ・マムは無秩序(アナーキー)であるということがサブタイトルや言動・行動で現れています。
今度はローのほうです。
ローは英語表記でTRAFALGAR LAWと表記され、「LAW」というのは直訳で「法律・秩序」といった意味です。
ここは多くは語らなくてよさそうですね。
ビッグ・マムとローには
「”無秩序”VS”秩序・法律”」という対義語対決という因縁があるのです。
4.ナポレオン
ビッグ・マムの特別な魂が入ったホーミーズにはプロメテウス・ゼウス・ヘラとナポレオンがいます。
プロメテウス・ゼウス・ヘラの実体がない組はギリシャ神話に登場する神々の名ですが、実体のある帽子・剣のナポレオンはご存じの通りフランスに実在した革命家の名前です。
そんな彼の戦いを以下に2つ挙げます。
1805年「トラファルガーの海戦」
1815年「ワーテルローの戦い」
これはどちらもイギリス対ナポレオン率いるフランスの戦いで、どちらもナポレオンは敗戦しております。
トラファルガーとワーテルローはそれぞれ岬と市です。場所を示しています。
つまり、"トラファルガー"と"ワーテルロー"でナポレオンは負けたのです。
ここももう説明はほぼいらないですね。
”トラファルガー・D・ワーテル・ロー”対”ビッグ・マムのナポレオン”には、
ナポレオン側が敗戦するというネーミングによる因縁があるのです。
ここで、ナポレオン側がフランス、敵がイギリスで、トラファルガーなどは場所を表すと言いましたが、イギリスにはもう一つ因縁がありますね。
先ほどのセックス・ピストルズをモチーフにしていた数々の技名を持つキッドですが、セックス・ピストルズはロンドン、つまりイギリスが出身です。また、先ほどの楽曲のUK=イギリスです。
やはり、ナポレオン率いるフランス(ビッグ・マム)対イギリス(ロー・キッド)のイメージから、ビッグ・マムとキッドとローには因縁があるようにしか思えません。
5.その他
その他にも思いついたけど、多くは語らなくて良いものが2点あります。
まずは、ビッグ・マムは癇癪を起こす程の大食らいです。
最近は若い頃に比べてかなり大きく太っていますし、明らかに食べる物のバランスも偏っていて健康的ではない食生活ですよね。
一方、ローは”死の外科医”=医者です。
このことから、
「生活習慣病VS医者」という構図も出来上がります。
次にキッドについてももう一つ。
キッドはKID、つまり名前の意味としては「子供」です。
一方ビッグ・マムは「偉大な母」
このことから、「子VS母」の構図も成立してしまいます。
また、感想記事でも触れましたが、「大魔牛(コルナ・ディオ)」と唐突にコマに入り込んできたチョッパーが発言した「トラ男」から、牛と虎=丑寅も表しており、これの根拠として「丑寅の時刻は2時~4時」を指し、1038話の表紙は「ニジとヨンジ」でした。
そんな丑寅が示す方角は「鬼門」と言われ、古来より忌み嫌われております。
相手はビッグ・マム。ビッグマムは以下の理由から赤鬼のイメージだと考えます。
赤鬼のブロギー誕生日おめ🎂
— ばんび🦌onepiece考察 (@ONEPIECE_banbi) 2022年2月1日
赤鬼のブロギーと青鬼のドリーの合体技「覇国」
一方、酷似しているビッグ・マムとカイドウの合体技「覇海」
鬼ヶ島の戦いは"鬼退治"
ビッグ・マムが赤鬼で
カイドウが青鬼なのだろうか🤔
#ワンピース
#onepiece
これらのことから、キッドとローの「丑寅コンビ」が鬼を表す方角を指しているのなら、その方角・視線の先にいるのは”赤鬼”ビッグ・マムということになりそうです。
これらも因縁と言えるかもしれませんね。
以上、数多くの関連づけがあり、ビッグ・マムが登場した当初からキッドとローに倒される運命だったとしか思えないキャラクター設定だと思いましたが、少しでも共感いただけたでしょうか!
ルフィに倒される運命もあるかもしれませんし、そのような伏線も確かにありますが、以下のように考えています。
"ビッグ・マムはルフィが倒す"
— ばんび🦌onepiece考察 (@ONEPIECE_banbi) 2022年1月31日
という伏線はある。
この後エルバフ編があってルフィがその時に倒すのも熱い。
ただ、
キッドとローが
"いや、待て待て、俺の獲物だ!"
って今回で横取りするのもライバル船長っぽくて良いよなぁ!!
#今週のワンピ pic.twitter.com/EqAw327ObK
また、キッドとローはビッグ・マムと戦って、ビッグ・マムは記憶を取り戻し”リンリン”になると以下の令和3年11月2日にUPしたブログ考察で考えています。
心優しき”リンリン”となる。
これが実現すると、
・リンリンがサンジから受けたウエディングケーキの恩
・プリンとサンジの再会
・カタクリがルフィの味方に?⇒口元に被せてもらった帽子を返しに来る(シャンクスの対比)
・マザーカルメルの伏線回収
・お玉とおリンの関係性
・ペコムズに救いの道が
といったようなことが予想・妄想でき、
”第900話「BADEND MUSICAL」”ならぬ、
物語が「HAPPYEND MUSICAL」となりそうな要素ばかりです!
今回は以上です!
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