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ジョイボーイの謎に迫る!古代巨人族・魚人族・象主・麦わら帽子…ワノ国で全て繋がる(前編)【ONE PIECE考察】

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こんにちは!
考察や感想をマイペースに書いているばんび (@ONEPIECE_banbi) / Twitterと言います!

月曜日の第1043話ジャンプ感想記事(下記リンク)において、「思いついたことがある」と書きましたが、それについて考察記事を更新したいと思います!

onepiece-banbi.com

 

では、ご覧下さい!

 

1.ニカ≠ジョイボーイ

ワノ国編で初登場のフーズ・フーから語られた謎の人物ニカは太古の昔にいた戦士ということで、今回はこの"太古の昔"についてまずは着目して考えます。

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尾田栄一郎「ONE PIECE」/集英社

ワンピースには海円歴という言葉が存在します。
これは主に空島編で登場した言葉でありますが、ナミはノーランドの400年前の日誌を読んだ時に「海円歴1120年」と書いてある日誌を見てさらっと流していました。
つまり、ロビンなど歴史を知る人ではなくても海円歴というのは現在も一般的な、現実で言う"西暦"と同様なものということになると思います。
そして、これらから海円歴は1520年前から始まったことが分かります。

ただ、ワンピース界の謎の時代は約900年前から800年前と言われている「空白の100年」です。
"太古の昔"と表現されたニカがこの時代に生きていたとは感覚的に思えません。
では、太古の昔とはいつのことなのか。感覚ではなく、定義について整理します。
"太古"について調べると、「おおむかし」と出ます。
また、それと同時に「上古より前のこと」とも出てきます。
上古というのは日本史でいうと大化の改新(645年)までのことで、つまり、"太古の昔"はおおよそ1400年前より前のことを指しています。
海円歴が1520年前から始まったことを考えると、もしかしたらワンピースの世界で言う"太古の昔"は、「海円歴が始まるより前」なのではないかと考えました。

ジョイボーイは800年前にいた人物であることから、ジョイボーイ≠ニカということです。
そしてこれらの事実で何が言いたいかと言うと、ニカのあのシルエットの姿は"ジョイボーイではない"ということです。
ここの考え方をまず認識していただいてから次に行きます。

 

2.ジョイボーイは古代巨人族!?

次に考えたいのは、ジョイボーイと麦わら帽子の関係性についてです。
結論から言うとジョイボーイは古代巨人族なのではないかと考えています。
その根拠について説明します。

【古代とは】

「さっき"太古"は800年前より古いだろうからニカ≠ジョイボーイだって書いてたけど、古代巨人族がジョイボーイなら"古代"はなんなんだ」
という疑問がどこからか聞こえましたので古代についての定義を調べました。
「"古代"とは歴史の時代区分の1つであり、日本史で言うと奈良時代や平安時代を指す」そうです。
奈良時代から平安時代は712年頃から1180年頃と言われているので、今からおよそ1300年~800年前ぐらいです。(ONEPIECE連載スタート時は1997年)

そうです。言い換えるならば800年前頃に終わった時代のことを"古代"というのです。
そして、
・オーズが凍死した時代は「500年前」
・古代巨人族は不明だが、巨人族の寿命は平均300歳
→オーズは享年159歳
→古代巨人族の失敗作であるナンバーズ八茶の年齢は188歳
⇒800歳を超えている古代巨人族はいない

これらのことから分かるのは、オーズの子孫であるリトルオーズjr.とオーズを除き、古代巨人族は約800年前頃までは普通に種族として存在していたからこそ"古代"と表現されているのではないか。
ということで、その"古代"がさすのは「800年前頃=その時代に多くの古代巨人族は滅んだ」という仮説が立てられます。
そして800年前といえば"空白の100年"。ジョイボーイが生きていた年代です。

恐らくオーズとその子孫のリトルオーズjr.はいわば"キング"ことアルベルのように生き残っている稀有な存在であるということです。

一旦"ジョイボーイ=古代巨人族"が正しいと仮定した場合、
・死体のオーズが登場したスリラーバークにおいて、ゾンビのオーズにルフィの影が入った⇒ゾンビ古代巨人族にルフィIN
⇑⇓
・ルフィの声が消えた鬼ヶ島において、ルフィの笑みと共にジョイボーイが帰ってきた⇒仮死状態のルフィに古代巨人族のジョイボーイがIN?
という対応関係が成立するのも面白いです。

 

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尾田栄一郎「ONE PIECE」/集英社

【麦わら帽子】

ジョイボーイについて語るには、現在ジョイボーイの再来が確定したルフィの"麦わら帽子"の存在は無視できません。
今回、ルフィが被っている麦わら帽子が直接的に"ジョイボーイの力を引き出した"とは考えておりません。これについては近日公開する予定の後編にて説明します。

それとは別に、もう一つ麦わら帽子は存在します。
超意味深描写「マリージョアにある冷凍保存された巨大な麦わら帽子」です。

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尾田栄一郎「ONE PIECE」/集英社

これは、「過去にいた超重要人物が、"麦わら帽子"を被っており、その人物は巨大な体であった」という事実は揺るがないと思います。
超重要人物で麦わら帽子を被っている⇒これはジョイボーイでほぼ確定でいいと思います。
現在麦わら帽子を被るルフィに、1043 話でジョイボーイが再来したのですから関連性がない方が不自然なぐらいですね。

これは、エースとリトルオーズjr.のやり取りにもヒントがありそうです。
リトルオーズjr.にエースは太陽に近いという理由から"藁でできた編笠"をプレゼントして、オーズは喜んで毎日被ってました。

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尾田栄一郎「ONE PIECE」/集英社

この描写は、冷静に考えると物語の構成上、頂上戦争編において必要のない、いや、もっというとリトルオーズjr.というキャラクター自体必要のない設定のように思えます。何故なら"古代巨人族"については、スリラーバークのオーズで存在は描写できているからですね。
では何故頂上戦争編でこの話を描いたのか。
私は"古代巨人族には藁の帽子はセット"という伏線を貼るためだとしか考えられません。

 

3.魚人島とジョイボーイ

ここまで、ジョイボーイ=古代巨人族なのではないかという話をしてきましたが、引き続きそれに触れつつも、魚人島編について考えていきます。

【約束の舟ノア】

魚人島で登場した約束の舟ノアの"約束"とは、ネプチューンいわく『数百年もの遥か昔に"ある偉大な人物"と交わした「約束」』
そして、その後しらほしが呼び出した海王類達はルフィが壊しかけたノアを見て「直すにはあの一族の力が必要だが、時代は代わった」と言いました。
ここでの"あの一族"と”時代が代わった”というセリフから、現在はほとんどいない一族であるということが推測できます。
つまり、ルナーリア族or古代巨人族である可能性が高いということです。

更には、直すにはある一族の"力"が必要ということですが、"力"とは能力的なものではなく、本当に物理的な"力"なのではないかと考えました。
そう考えた理由として、ノアの大きさにあります。
ノアは作中において、魚人島の半分の大きさがあることがわかっております。
魚人島の人口は500万人ですので、相当な大きさです。
このノアをポセイドンの力を使って、海王類が運ぶことが分かっておりますが、そんな海王類に"直すにはあの一族の力が必要"と言わせるのは、単純に「大きい人類であり、昔にたくさんいた古代巨人族の力」が必要ということだと考えました。
ここでの結論としては、「ノアを造る・直す一族は古代に存在した古代巨人族である」ということです。

【謝罪文】

ノアは約束の舟であり、古代巨人族達が造ったということは説明しましたが、その"約束"は「ある偉大な人物」としていたそうです。
これはおそらくジョイボーイのことで間違いないでしょう。
ここまで説明してきたことに加え、作中での描写がある下記が物語っています。
・ジョイボーイは古代巨人族であること
・ノアを造った一族が古代巨人族であること
・謝罪文が魚人島にポーネグリフとして残っていること
これらがジョイボーイ=ノアの約束をした人物である根拠です。
"約束が目的"で、"ノアは手段"であることから、
約束を交わしてから、古代巨人族たちでノアを造ったという順番であるということです。
そして、その約束を果たせなかったことから、"ジョイボーイからの謝罪文"があり、"約束の舟ノア"も"約束のまま"現存しているということだと思います。
そして、その謝罪文を読んだロビンは「誰に謝ってるの?」と疑問に持っていました。

【魚人島のもう一つのチート能力】

ジョイボーイは魚人島のポセイドンとだけではなく、魚人島の全員と約束をしたように思います。
その形が約束の舟ノアであり、約束を守れなかったため、誰宛なのかわからない謝罪文となっている。魚人島の全員に謝っているから宛先がない形で残っているということです。
つまり、ジョイボーイは多くの魚人・人魚達と親交があったことが明らかです。

ここで魚人島にあるチート能力にふれます。
ポセイドンは言わずもがな、古代兵器であり、使い方次第では世界を滅ぼしかねない力であります。
しかし、私はポセイドンとは別ベクトルでチートだと思う悪魔の実の能力ではない能力があります。
それは、"マダム・シャーリーの予言"です。
マダム・シャーリーの予言は
「いつ起こるかはわからないこともあるけれど、100%当たる」という特徴があります。(ロジャーの過去編では人魚姫が"いつ生まれるか"を予想していたため、いつ起こるかわかる"場合もある"というのも1つポイントです)
ロジャーの過去編も含めてこの予言であたっていないのは現在作中において「麦わらのルフィが魚人島を滅ぼす」という予言のみです。

多くの読者は、「レッドラインを崩壊させるのはルフィだから、ノアで全魚人達を乗せて魚人島を崩壊させることになる」と予想していると思いますし、私もそのうちの1人です。
これについて"ジョイボーイの時代にも似たような予言があったのではないか"と考えます。
なぜならば、予言ではありませんが、ジョイボーイが交わしたであろう”約束”については、ルフィ達の冒険の魚人島編ラストにおいて重要なシーンであるように描かれているからです。
約束が過去でも現代でも結ばれているのであれば、約束と同様に、現代に起こった予言は過去にもあったのではと考えました。


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尾田栄一郎「ONE PIECE」/集英社

これは仮説ですが、それはマダム・シャーリー(とアーロン)の先祖となる人物で、
例えば「麦わら帽子を被った男と桃色の龍が世界を夜明けへ導く者となる」といった占いが出たとします。
それを聞いた当時のジョイボーイは「必ずこの予言通り、世界を良くして魚人島を地上に、太陽の下に移す」と"約束"し、使命を果たそうとするわけです。
しかし、龍の存在も分からず、約束も叶わなかったため、謝罪文を残す
という流れです。
そうなるとジョイボーイの仲間は「なぜ叶わなかったのか」について、また占いを依頼するでしょう。
そこで「前回の占いは約800年後に起こること」という事実を改めて知り、ジョイボーイの仲間は動きます。

ジョイボーイの仲間、その人物とは…
・・・天月トキです!

今回は以上です!(前編!!!)

 

私事であれですが、最近感想記事は置いといて、「考察の更新頻度落ちてきた?」と思ってくれた方もいるかもしれません。
そうです。公私共に忙しくまとまった時間がとれないのです。笑
感想は思ったことを書くだけで月曜日にばーっと書き上げればいいのですが、考察は閃きが無ければ書けませんし、思いついても意外と組み立てるのに時間を要します。
しかし、考察は後になればなるほど出遅れて、鮮度が落ちたり、意図せず誰かの真似になってしまうことも考えられます。
なので、今回はスキマ時間で書けた前編だけの公開!
後編もなるべくはやく公開しますので良ければ待っていていただけると嬉しいです!
次回の後編では、「トキの行動理由」、「象主の行動理由」、「魂について」主にこの3本を軸に書いていければと考えています!

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それらが次の記事を作成するモチベーションになります!
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よろしくお願いいたします!
ではまた!

 

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