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1039話「大トリ」【ONE PIECE感想】

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こんにちは!
考察や感想をマイペースに書いているばんび (@ONEPIECE_banbi) / Twitterと言います!
ジャンプ最新話感想、今回も書いていきます!

今週はとにかくキッドとローがあつかった!!面白かったー!
早速、感想を書いていきますねー!

 

0.カラーイラスト

カラーイラストだったため、今回はジェルマの扉絵連載は休載となりました。
改めて尾田先生の色彩感覚や構図の素晴らしさを感じました。一味が増えているのにとっちらかっている感じが一切ないイラストは素直にすごいと思います。

また、ここ最近特にカラーイラストに猿が出てくることが多いなという印象です。
以前は二角帽を被った猿が出てきてましたよね。
今回は王冠を被っております。
やはり、猿=モンキーということで、「ルフィは近々海賊王になるんだよ」という念押しなのではと感じました!

また、ロビンが壁画に描かれている「ドクロの右目に触れている」のも少し意味深だなと感じました。
“ドクロの右目”空島の黄金があった場所を指していた言葉ですが、再びドクロの右目に触れているのは空島の冒険を思い起こしているのでしょうか。
はたまた、右目にはまだなにか謎が残っているのでしょうか。
…意味深です

 

1.モモの助

チョイ見せでも明らかになっておりました、モモの助の奮闘!
花の都から少しだけ遠ざけているようです。

そこへモモの助は誰かに呼ばれている様子。
これはストレートに考えれば象主ですよね。

ただ、”呼んでいる”ということから、「言われた通り来たよー」っていうことなのか。
それとも、「突然来たよー」という感じなのか。

モモの助は象主から出発する前に象主と会話するということを言っていました。
会話したシーンは描かれてはいませんが、象主がワノ国に来たことに繋がるのでしょうか。そうなれば、「言われた通りきたよー」になるかと思いますが、如何に。

ストレートに考えなければ象主以外の声となりますが、、、

花の都から順調に遠ざけられていて、そこへ味方の象主も来たら、花の都への落下への心配は無くなりそうです。
鬼に金棒ならぬ、モモにズニーシャですね。
ただ、こんなにも何も波乱が無く、焔曇綱引き対決は決着となるでしょうか。
鬼ヶ島の移動については、もう一段階、何か波乱がある予感がします。
それが何かは分かりませんが・・・

2.ライブフロアの戦い

先週に引き続き、キッド&ローVSビッグ・マムの戦いが今週も描かれました。

onepiece-banbi.com

ビッグ・マムは先週、このように最初からキッドとローに倒される運命だったのではないかという記事を書きましたので、そちらも併せてご覧になっていただければ幸いです。

さて、今週はキッドとローの言い合いからスタートです。
“キッドがローの技の後に派手な攻撃をしていること”をローは前座のようで嫌だといいます。2度目だと。
そして、とどめの攻撃でどっちが仕留めるのかというのを言い合います。もちろん両者とも最後の一撃を譲る気はないようです。
ただ、ローは体力の限界の様子で、次の攻撃が最後だということも話していました。

そんな二人を尻目に、ビッグ・マムは折れた右手とあばらにソウルを与えて復活します。
「ハイママ~♡」と二回言っているのは右手の骨とあばらの骨でしょうか。
自分の体をもホーミーズにしてしまうようです。
これについて少し考えてみます。

能力の“覚醒”とは、ドフラミンゴ曰く、「周囲に影響を与えること」といったことをドレスローザで発言していましたね。
その後に出てくるカタクリ、ロー、キッドはというと
カタクリ⇒ドフラミンゴと同様に周囲の“物質”に能力を与え、餅にする。
ロー⇒物質である武器“鬼哭”にROOMの能力を与え、改造自在刀となり、内部から波動をうむ。
キッド⇒自分以外の“他者”“物質”に磁気を付与(アサイン)することができる。

ローのタイプは“武器”ד能力”ということで、頂上戦争編で白ひげもやっていました。あのレベルなら普通の能力かのように覚醒を使っているということですね。

ここで、ビッグ・マムのソルソルを考えたときに、ソルソルははじめから“他者”からソウルを奪い、周囲の“物質”へ与えてホーミーズにしていることから、カゲカゲの実と同タイプの最初から覚醒のような力を使っております。

ただ、今回の追い詰められた戦いにおいて、自分の寿命を削って自身の体格や力の強化を行ったり、折れた骨やあばらにソウルを与えて回復したりするのを見るに、ソルソルの実の覚醒は“自身”に使って強化する“覚醒”なのではないかと思いました。HUNTER×HUNTERで言ったら“強化系”的な能力の覚醒といったところでしょうか。

 

3.大技の応酬

ビッグ・マムは続けて、プロメテウス・ヘラ・ナポレオンの合体技
「鳴光剣(メーザーサーベル)」を使います。
過去に出たメーザー砲の剣バージョンですね。

そもそもメーザーとは、「物質と電磁波との相互作用における誘導放出を利用してマイクロ波の増幅、発振を行わせる装置」のことのようです。
なんだか難しいけど、やってることキッドとローの能力みたいですよね。
電磁波は、電気と磁気が相互に変化して伝搬していくものですから、ジキジキにも関わりそうですし(ラストに電磁砲撃ってますし)、電磁波は“波動”でもあります。オペオペっぽいですよね~。
そもそも、オペオペで電気を生み出すことも出来るので、やはり少し前に考えた冒頭の記事にあるビッグ・マムとキッド&ローは元々似たもの同士というか、因縁が数多くあるように思えます。

そんな「鳴光剣」を振り回すビッグ・マム。
キッドの「磁気大魔牛(パンクコルナ・ディオ)」が斬られますが、
「ムダだ!!元々鉄クズ!!」と言います。
これは1002話の鬼ヶ島屋上で「壊風」を放ったカイドウに言ったセリフ「元々鉄くず」と同じです(カタカナとひらがな表記が違いますが)。
きっとこれは、ルフィで言うところの「ゴムだから」のようなキッドの決め台詞なのでしょう!
冒険の中でたくさん言ってきたんだろうなぁ~
「ファッファッファ」って横で笑うキラーが目に浮かびます。

そして、ビッグ・マムは「何十年も“君臨”してたんだおれ達は!!!てめェらが…!! ミルク飲んでた頃からよォ!!!」と言います。

ここで馬鹿正直にキッドとローの年齢を考えます。
キッドは23歳、ローは26歳です。
改めてローのほうが3つも上だなんてなんだか変な感じしますね。笑
精神年齢はどっちも10代なような気がしますが、置いておいて、彼らがミルク飲んでた頃は22~25年前ぐらいになります。
ビッグ・マムは“おれ達”と言っていることから、カイドウも含めての発言かと思われます。
カイドウとビッグ・マムはロックス海賊団に所属し、ゴッドバレー事件を起こした頃はまだただの船員です。これは38年前の事件です。
そして、おでんの過去編にて、33年前頃に「世界の海でロックスの残党達が勢力を広げる」というナレーションがあったことから、33年以後である22~25年前ぐらいから“君臨”していたという言葉に矛盾はありません。

また、カイドウとオロチが結託して武器工場を作り始めるのは26年前頃であります。
このことから、カイドウとビッグ・マムは22~25年前頃から「“君臨”していた=“四皇”だった」ということなのかもしれませんね。

シャンクスが6年前から四皇で比較的最近であったということが言われていたことから、これもシャンクス(あと黒ひげ)を除くカイドウやビッグ・マム、白ひげは何十年も四皇だったことの裏付けになりそうです。

 

さて、その後、キッドは付与(アサイン)を二度使用します。これで覚醒は3回使用ですね。
「“S”」「“N”」とS極とN極を自由に付与できるようです。
そんなS極のビッグ・マムに大魔牛は突進しますが、間一髪N極がついた塔ごと引きちぎって防御します。

その後、“母訪砲(バホウほう)三千里(ミザリー)”という大技を放ちます。
これは「鳴光剣」からナポレオンのみ残った形で放たれていることから恐らく“炎”と“雷”の力「プロメテウス×ヘラ」の技でしょう。
これはこちらのツイートのように考えました。

ホラー映画のミザリーに出てくる悪役女は、主人公の小説家に異常な執念を持って癇癪を起こしてしまうストーカーの女性のようです。幽霊とかのホラーではなく人間の女性なのです。
この「ストーカー女」という要素を「母を訪ねて三千里」のタイトルに併せて技にしてしまう尾田先生のセンスがもう。すごすぎます。。。
これはマムのソウルが与えられたホーミーズ達の技ですから、「母を訪ねて三千里」の“母”とは恐らくマザー・カルメルのことで、ミザリーが示す癇癪を起こすストーカー女のイメージはリンリン自身のことでしょう。

なんだか少し悲しい気持ちになりますね。
マムは今でもカルメルに会いたいのでしょうか。
かりそめの母の存在を追い求め続けているのでしょうか。

4.大トリ

次に動いたのはローでした。
ローは無言で「K・ROOM」を鬼哭に纏い、マムを貫通し、鬼ヶ島上空からワノ国本土へ届くほどの長さにまで鬼哭を伸します。覚醒技はこれでキッドと同じ三回目です。
「“穿刺(パンクチャー)”“波動(ヴィレ)”」という大技を放ち、鬼ヶ島上空からワノ国までたたき落としながらマムの体と鬼ヶ島とワノ国の大地に波動を生み出しました。
結果、マムには大ダメージ、鬼ヶ島とワノ国には大きな穴が空きました。

この大きな穴を目撃していたのはヤマトとモモの助の二人
この描写にはまだなにかありそうです。鬼ヶ島のピンチを救う二人が大きな穴に気づくというこの状況。
事態が好転する何かを閃いて欲しいところですね。
私は以下のツイートのようなことしか思いつきませんでした。

冒頭でローは次の攻撃が最後といっていたように、最後の大技を放ち終わり、「やれ!!ユースタス屋!!!」と言います。
キッドは「おれに指図するな!!!」と言いながらジキジキで作った砲台のようなものをひっさげて鬼ヶ島から落下してきます。
それを確認したローは口角を上げます。

このローが笑うコマ。たまらないですね。
ついさっきまでどっちがとどめの一撃を放つかで言い争っていたのに、気づけばローはキッドに“大トリ”を譲っています
「譲った上で、笑う」ということは、キッドの一撃を信頼しているということです。自分はもう攻撃できませんからね。笑うということはキッドの攻撃でとどめをさせるということに絶対的な信頼を置いているということになります。
戦いの中でお互いに信頼関係を築いている二人、アツすぎます。

最後に「倒せんのかい!!?おれはビッグ・マムだぞ!!!!」というマムに
「だから消すんだよ・・・!!!」というキッド。
ジキジキで作った砲台から“電磁砲(ダムドパンク)”を放ちます。
電磁砲ですから、ものすごい威力であることは想像しやすいですね。

現実の話でいくと、分かりやすい比較があったので、紹介させてもらいます。
拳銃が230~680m/sで、1秒間に230~680m飛ぶ速度です。
また、ライフル銃だと750~1,800m/sに跳ね上がります。
ジェルマの科学でもレイジュはプリンの銃で大けがをしていましたね。
一方、今回の電磁砲(=レールガン)はというと、最大速度8km/sに到達しているそうです。つまり、1秒で8,000mの速度です。ライフル銃の5倍ですね。
これがONE PIECEの世界でそのまま反映されるものとは思いません。が、銃と比べても格段に強い攻撃であるということは間違いないでしょう。

そして、読み方である“ダムド”とはThe Damned(ダムド)というイングランド出身のパンクロックバンドです。
これは度々になっちゃいましたが冒頭の記事のパンクロック対決にあるように、またキッドはパンクロック用語を出してきましたね!
1009話の鬼ヶ島屋上でキッドはビッグ・マムに「磁気ピストルズ(パンクピストルズ)」
1030話でライブフロアでビッグ・マムに「磁気激突(パンククラッシュ)」
今回1039話で「電磁砲(ダムドパンク)」
をそれぞれくらわせ、
イギリスのロンドンパンク御三家といわれているバンドは
・セックス・ピストルズ
・ザ・クラッシュ
・ダムド
であることから、元ネタはこれで間違いなさそうです。

そしてそして、最後にはローが「お前らの時代は終わりだ!!!」と言って今週号は終了です。
これは、「ビッグ・マムだぞ」と言われたキッドの「だから消すんだよ・・・!!!」の更にアンサーとなる言葉ですね。
“お前”じゃなくて“お前ら”であることから、ここにはビッグ・マムだけではなくカイドウのことも指したセリフとなっており、三船長の絆を感じます
ローは先ほどの笑顔から「キッドのことを信頼している」と書きましたが、ルフィのことも同じく絶対的な信頼を置いているということをこのセリフから読み取れるかと思います。

この人たち、お互いの事めっちゃ好きじゃん。
好き。

 

5.最後に

今回の話も語りたいところたっくさんありましたね。
アツすぎました~!

タイトルにある「大トリ」ということで、
トリがいくつもある中での最後が「大トリ」と言うことから、
私は紅白歌合戦的な要素も含めていて、パンクロックで締める。ということなのかなと思いました。以下のツイートもご覧ください。

そして、「大トリ」というからには、つまりは“最後”ということで、決着になりそうです。
すごいですね。「四皇」という言葉がはじめて出てきたのは45巻第432話でガープの口から語られました。この時は白ひげの名前しか語られませんでしたが、手の届かないほど上にいた「四皇」という存在を、主人公ルフィではないライバル船長達が倒す。
これは本当に長いONE PIECEの歴史において、前代未聞な出来事であり、新時代の幕開け・時代のうねりを感じます
いやぁアツい。

そして、これはホーキンスのタロットカードならぬストローマンズカードで暗に示されておりましたね。
1029話「塔(タワー)」において、「塔」のカードがでた際に隠された意味として、
「古きものの崩壊 新しい道」という占いが出ておりました。
この塔の元となっているタロットカードには塔に雷が落ちて、男女が落下しております。
以上のことから、以下のツイートのように考えました。

塔が「鬼ヶ島&鬼哭」
雷が「電磁砲(ダムドパンク)」
男女が「キッド&ローとビッグ・マム」ということです。

最後に、令和3年11月2日に考察していたこちらの記事。

onepiece-banbi.com

こちらは簡単にいうと、ビッグ・マムの記憶・人格が戻り、リンリンに戻すのはこのキッドとローの二人だ!というのを、根拠等つらつらと書いている記事になりますが、現状少し風向きが怪しいです。

が、ハズレだと諦めていません。
ボロボロになったビッグ・マムが暴走モードとなるところに、覚醒のいらないシャンブルズか何かでカルメルの魂を除いて、キッドの攻撃の衝撃で記憶が戻るのでは無いかと考えています。
うん、諦めたくないだけです。笑

以上です!!
ほぼ丸々一話戦闘回なのにも関わらず、めちゃくちゃてんこ盛りに語っちゃいました!

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