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第1041話「小紫」【ONE PIECE感想】

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こんにちは!
考察や感想をマイペースに書いているばんび (@ONEPIECE_banbi) / Twitterと言います!
ジャンプ最新話感想、今回も書いていきます!

今週は場面転換が特に多くて盛りだくさんでしたね!!
しかも意図的にだと思いますが、引っ掛かりを感じるような違和感が多々あります。結構な場面で、「ん?」ってなる要素がちりばめられていると思いました!
早速、感想を書いていきますねー!

 

0.「サンジさんをイジメた奴に"プリンパンチ"」

ジェルマ66あゝ無感情海遊記Vol.5です!
ニジとヨンジにプリンパンチをくらわせるプリンちゃん。
「サンジさんのお兄様と弟様!」ってなるかと思っちゃってましたがちゃんと怒っていたみたいで嬉しかったです。
鉄の体を持つ2人がくらっているので、"科学の力が及ばないパンチ"みたいです。笑

1.モモの助の葛藤

チョイ見せで明らかになっていた部分もありましたが、2ページがモモの助とヤマトの会話でした!
おでんの日誌の描写から
・モモの助が死んではいけない理由が書いている
・ロジャー達が最後の島で何を見て笑ったのか肝心な部分を破り捨てている
・おでんはモモの助が象主と話せることを"予想"していた
・しかし、おでんは"預言者"ではない
ということが分かりましたね。
96巻のロジャー達がラフテルに到達した時のナレーションがおでん漫遊記なわけですが、少なくともあそこは読者の我々が知りえる部分しかモモの助達も知らないということが分かりましたね!
何故最後のページを破り捨てたのか…
これは違和感①ですね!
今週は違和感が多いので私が感じた違和感に番号をつけていくことにします!笑
違和感①については、シャボンディ諸島のレイリーの言葉にヒントがあるかもしれません。

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尾田栄一郎「ONE PIECE」/集英社


「導き出す答えが我々と同じとも限らない」
ワンピースは書き記すよりも実際に手にしないと本来は意味が無いのかもしれません。それもありつつ、敵に渡るリスクも考えて破り捨てたのかもしれませんね。

そして、同時にヤマトが「肝心な部分を知らない=そこまで麦わらの一味が持ってる情報と変わらない」という事が推測できました。
懸念していた"ルフィのつまらない冒険"にはならなそうであるので、ヤマトが仲間になる否定材料が1個減ったかもしれませんね!
私は過去にヤマトは仲間になると考察してます。

onepiece-banbi.com

モモの助はその後ワノ国の開国について、葛藤を見せました。
まずモモの助は
・象主と話したけど肝心なことがわからない
・日誌を見たけど死んではいけないこと以外分からない
↓↓
・ワノ国の人達が危険にさらされるなら開国したくない
はい、違和感②です。
これは、「開国について、肝心なことがわからない」⇒「開国=危険なこと」と言ってるわけですが、それとこの状況がリンクしてるように見えないのですよね。
つまり、今は飛んでいる鬼ヶ島をどうするのか、爆弾をどうするかという目の前の問題があるのにも関わらず、開国するかしないか迫られているということです。
それは、逆に言うと今の状況、ある選択をすれば開国が可能な状況であるということに聞こえます。
開国=象主、ジョイボーイとやはり関係があるのでしょう。
ということは"罪"に鎖国が関わってるのかも知れませんね。
これは難しいです。
いずれにせよ、ワノ国という国は、空白の100年の鍵になる国であるということだと思います。
夜明けに導くのはモモの助。
これからどうなる?

 

2.雷ぞう勝利

城内3階の連絡通路の雷ぞうVS福ロクジュの対決は炎の我慢対決で、耐え"忍び"きった雷ぞうの勝利となりましたね!
福ロクジュは特に見せ場もなく、オロチ側に寝返っただけの読者視点なんの見せ場もない可哀想なキャラクターとなってしまいましたね。最後に男を見せて欲しかった。笑

一方、雷ぞうはずっとかっこよかったです。
「忍にも自由はあってよい時代」
名言ですね。

そして、最後ジンベエが助けに来たシーン
「おぬしルフィ殿の…急がねば…不覚…"準備"はできておったのに」
違和感③"準備"とは…? 
「準備ができてたのに、間に合わない…急がないと」という意味にとれますが、それが"ルフィ殿"の仲間が現れたことによるものなのか、"ルフィ殿"の仲間の出現とは関係なく急がなくてはいけないのか。
これは難しいですね。
持久戦に持ち込みつつ、急がなくてはいけないものって何なのでしょう。。。

 

3.小紫

今回のタイトル"小紫"とオロチが3ページに渡って描かれてます。
福ロクジュを脱出装置としか思っていないオロチ。最低ですね。
小紫のことが、1度目の前で狂死郎に斬られたため、"亡霊"かどうか気になってきた様子。
そんなオロチに自らの正体を種明かしする小紫こと光月日和。
そう、オロチはおでん達の"亡霊"にずっとワノ国編通して恐怖しておりましたが、ここにきてその"亡霊"が想いもしない形で目の当たりにすることになったわけですね。
20年ですから、想像もできないほどの苦しみと憎悪だと思います。
傅ジローがいないととてもじゃないけど耐えられない仕打ちだったでしょう。

小紫登場初期にびん豪、ブン業、凡ゴウという3人の客が天国から地獄へ落とされた描写を見た時から、オロチはこうなると思っておりましたが案の定でした。

"月姫がお面の時につける曲"というのが確定したのは初めて?ですかね。
この世で1番憎い男が、愛する父と同じ曲が好き。これには日和ほどの長年耐え続けた者でも演技だけでは乗り越えれなかったのでしょうね。
"お面を被って憎しみを隠す"
これはSMILEとの対比にもなっていそうです。
SMILEは強制的に笑顔にさせて笑う以外の感情が出せないものとなっており、えびす町の人達は「お面」を被せられていると言われていましたが、こちらは逆に憎しみの感情を隠すものとして本物のお面を被る小紫。という対比です。


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尾田栄一郎「ONE PIECE」/集英社

既に海楼石のクギも打たれているオロチにはもはや傅ジローの登場等も必要なさそうですが、やはりここにくるか?
火前防!

そして、小紫を襲うかと思えば、オロチを焼き、"黒炭"と化して下さい。

 

4.CP0にも気苦労が

前回イゾウとCP0が描かれた際には、"用があるのは麦わらの一味だけ"というのを聞いてから止めたように見えましたが、それはウソップが瀕死の菊を連れて逃げているからということが今回、間接的に分かりましたね。
イゾウ視点では「麦わらの一味の誰を狙っているのか」が分かりませんから、止めるのが最善だと判断したのでしょう。
その結果、初めて名前が判明した三鬼を無傷で倒した"マハ"を道ずれにイゾウは倒れます。

そこに五老星から勅令がきて、
「今すぐに麦わらのルフィを消せ」と命令されます。
次から次に…とCP0にも初めて気苦労、人間味が出てきました。

ドレークVS.CP0になりそうな予感ですが、最後に
「あの一味が何だというのだ」という心理描写でリーダー?仮面は嘆いてました。
違和感④ですね。
違和感というには弱いかもしれませんが、ニコ・ロビン→ルフィときたならまだ「あの一味め」みたいなセリフで終わると思います。
でも「あの一味が何だというのだ」です。

これを少し考察すると、やはりイゾウが刺し違えて止めたという事実が彼の脳裏に色濃く残っているのでしょう。
ニコ・ロビン→???(イゾウが守った一味の誰か)→ルフィという3人目だからこそ「あの一味が何だというのだ」と嘆いたのでしょう。
読者視点では今週でウソップと分かるのですが、CP0視点では次から次にわけが分からないというわけですね!

また、カイドウと戦っているからこそ、”万が一”に備えるために消す。という指令も違和感ですよね。違和感⑤です。
これは、トップクラスの戦いだからこそ、”覚醒”することがあるんじゃないかということだと思いますが、こう考えました。

もしかすると、”窮地”に立たされたものが笑うと、”覚醒”する。ということでしょうか。
確かに、ドフラミンゴって良く笑いますよね。カタクリだって、宿敵のような強敵が現れたら静かに笑いそうです。
笑いが覚醒に影響していたら個人的には面白いです。


5.鬼ヶ島各戦況

【ウソップとハムレット】

ハムレットはウソップと行動し、持ち前の長い首によって少し高い位置から見晴らして出口を探します。
錦えもんとお菊は瀕死の様子です。
これはイゾウが全力で止めたから現状無事でいられるということですね。

【ネコマムシ】

ネコマムシ、ワンダ、キャロットはドームの中に移動する姿が描かれます。
スーロン化でペロスペローと戦った直後ですが、スーロン化の後もまだ少し余力がありそうにみえました。相対的に・・笑

【ゾロとフランキー】

ゾロ、心配ですね。
前回落下していく様子が描かれていたところで止まってましたが、ゾロを探しているフランキーが間一髪でゾロをつかんでいました。
前回の話になりますが、ゾロは死神と出会った時、動けなかったはずなのに、仰向けからうつ伏せになっていたのは何故なのでしょうね・・・

【ナミとゼウス】

ゼウスがビッグ・マムの敗北を聞いて涙ぐみます。
違和感⑥ですね。
まぁやはりというべきか、恐らくですが、マムは生きているのでしょうね。
ゼウスのソルソルの実の力が解除されておりません。そして、マムのソウルが入っているゼウスが涙ぐんでいるので、瀕死であることは間違いなさそうですね。
ただ、ソルソルの実が能力者が死亡するとホーミーズ達がどうなるのかは描かれていないため、わからないといえばそれまでなんですが、謎が残りすぎなので、生きているでしょう。

ヒヒ丸と狛ちよがマルコに治療してもらえそうですね!
この二人は正直、ただのワノ国の動物ですので、はやく元気になってほしいですね。
能力によってお玉の配下についているわけですが、友情を感じていてほしいです。怖い能力にみえちゃいますからね。キビキビがお玉の能力で良かった。

【キッドとロー】

個人的にはこのシーンかなりアツかったです。
あの二人が満身創痍で会話して、ルフィの勝利を信じています。
もし、カイドウが勝利したときは抵抗する気はないと。
前回、全力でカイドウの元にいくビッグ・マムを阻止した訳ですから、そこで二人の役割は終了ということですね。
遠回しにルフィを全力で信じている証だと思うと、とても胸アツです!

 

6.ルフィVS.カイドウ

最後の約4ページ!ルフィとカイドウの戦いが久しぶりに描かれました!

まずはキッド達が勝利したことを二人は知り、カイドウは最初激怒し、泣きます。泣いているのをお酒のせいにするカイドウは少しズルいですね。笑

ビッグ・マムの過去はカイドウが15歳であることから、今から44年前、ゴッドバレー事件の約6年前です。
ここで、違和感⑦「口はついてんのかい?」です。
「もしもし~しゃべれんのか?」が先だったらそこまで違和感じゃないかもしれませんが、最初の一言が「口はついてんのかい?」というのは私には違和感に感じました。
何故なら、話しかけてから返答がなく、口はついてるのか?という皮肉は良くあることだと思いますが、話しかける最初の一言がこれというのは違和感ではありませんか?
まるで、はじめて見る・会う”生物”のようです。
もしかしたら、口以外の何かがついていない可能性だってあります。
その証拠に当時15歳のカイドウは姿も言葉も一切描かれません。
カイドウ視点の回想だからといわれたらそれまでですが、やはり少し違和感が残ります。
これは過去に考えた、「最強生物」たるゆえんが、ただの人間ではないことからくるセリフなのではないかなと思います。

onepiece-banbi.com

リンリンは政府につくられた生物のカイドウというのを知った上で、「口はついてんのかい?」と話しかけたのではないでしょうか。私はこう考えます。

また、「ロックスと組むのは初めてかい?」とも言います。
これも違和感⑧ですね~
その時のロックスは少なくともリンリンとは何回か手を組んでいたということですよね。
ゴッドバレー事件では「ある儲け話」で手を組んだ海賊と紹介されてましたが、宝探しで何度も同盟を組んでいたのでしょうか。

次に違和感⑨リンリンの容姿です。
これはこのように感じました。

いや、そんなわけないと思うんですけど、そんなわけないですよね。。笑
また、ビッグ・マムが羊の家にいた頃と現在の姿の中間にこんな綺麗な姿で存在するというその事実自体にも違和感を覚えます。
過去に考えたビッグ・マムの正体では、打算的な部分はカルメルの魂、欲望的な部分はリンリンの魂が融合した状態で、お互いに記憶が曖昧な状態と考察しましたが、打算的なリンリンが”家族”を欲した結果、努力して痩せたということも考えられますが、
やはり頭に浮かぶのはスベスベの実。ですよね。

onepiece-banbi.com

(上の記事、最後のほうは外れてますが、目が覚めた時、記憶が戻っている可能性にかけてます。笑)

スベスベの実を食べているから、今週の若リンリンの剣がナポレオンになっていないと考えると妥当な気がします。
そして、二個食べると爆発するというのはやはりミスリードで、一個目の能力が失われるだけなのではないでしょうか。
・スマイリーが形を保てなくなった理由(実はあめ玉はいらない悪魔の実だった)
・アブサロムがあっさり退場した理由(死亡するにはあっさりすぎる)
この2つがクリアされ、更に万国を作る上で子供がたくさん必要だから若い内はスベスベを食べ、ソルソルを取っておき、万国を統治するためにここ何年かでソルソルを使い出した、みたいなストーリーがあったら納得できつつ、かつ、読者に悪魔の実の秘密の一部を開示できて面白いと思いました。

また、「この海の王になる女」と言ってますが、これも凝ってますね。
”海賊王”と言われ始めたのは25年前のロジャーが初めてだということなので、海賊王の前に「海の王」を目指していた者は皆こう言っていたのでしょうね。

 

現代に戻り、ルフィのギア4「スネイクマン」ゴムゴムの九頭蛇(ヒュドラ)”で今週は終了です。
ヒュドラはロック鳥と同じように伝説の生き物で、9つの頭を持つ蛇ですから、
・敵である八岐大蛇のオロチ
・ヒドラを使う宿敵マゼラン
・九蛇海賊団の恩人ハンコック
これらを彷彿とさせる技で秀逸だと思いました。
オロチを越えた1つ多い首、毒をも喰らうルフィ、恩人蛇姫の海賊団の名前、これらを背負った技のように私は感じました。

ルフィは「これがおれの最後の”ギア4”だ」といってましたね。これ、違和感⑩です。笑
「ギア4で最後だ」とか、「最後の力だ」とかなら何となくすっと受け取れるんですけど、「最後のギア4だ」は、なんか不思議と”ギア4じゃないなにか”を使いそうな感じに思わされます。
私は、ギア5や覚醒が残されていて(ルフィは無意識だとしても)ギア4が解けた後にその力を使う流れになると予想します!

最後に、周りのやつらが(主にカイドウ、ビッグ・マム、CP0)
・ひとつなぎの大秘宝
・ワノ国の開国
・ポーネグリフ
・伝説の悪魔の実
・ジョイボーイ
・世界の夜明け
・象主
・ニカ
・古代兵器⇒海賊王
等々、スケールの大きい話をたくさんしているのにも関わらず、「お前らがいたらワノ国の人たちがメシを食えなくなる。だから追い出す」という一貫したルフィの姿に心を打たれますね。

 

今回は以上です!
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