ウソップのとある嘘から紐解く"空白の100年"と"悪魔の実"の真実【ONEPIECE考察】

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ウソップの嘘は実現する。
という話は有名ですよね。
今回はウソップの嘘、それも初期の頃のある嘘に着目して考察しました。
すると、ワンピースの世界の大きな謎である空白の100年に起きたことが少し分かったかもしれません。
順序だてて解説していきます。

1.ウソップの嘘「八百屋星人」
2.悪魔の実の八百屋
3.八百屋はなぜ八百？
4.第808話「イヌアラシ公爵」
5.空白の100年
6.最後に～イヌアラシと神の対立関係～

1.ウソップの嘘「八百屋星人」

逃げろ八百屋星人だァ!!!

出典：ワンピース『40話』

子供の頃にウソップがウソップ海賊団についた嘘です。

私は話の性質上でいう例えば怪獣パイユなど

割と後半ででてきたギャグシーンのような嘘は実現するか怪しいかなぁーと

個人的に考えております。

ただ、ウソップ登場初期の話での嘘は実現すると考えています。

何故なら、八百屋星人なんて単語、普通に考えて回想に入れる必要が全くないからですね。笑

だって意味わかんないですもんね笑
単純に考えると野菜を売る宇宙人。ですかね？笑
もしかしたら尾田先生が尊敬する鳥山明先生のドラゴンボールのサイヤ人からヒントを得ている…のかも知れませんね！を
(スーパーサイヤ人→スーパー野菜人→スーパーの野菜星人→八百屋星人…かな？笑)

ウソップは逃げろ！といっていることから、友好関係を築くというよりかは敵対している存在なのではないかと考えられます。
実際に40話を見てもらいたいですが、リンゴ泥棒と言って怒っているおじさんがいることから、リンゴを盗んだのですね。

八百屋といったら野菜のイメージですが、果実であるリンゴを盗んで、リンゴの持ち主を八百屋星人といいました。

ここを覚えておいてもらって

次いきましょう。

2.悪魔の実の八百屋

ONE PIECE好きな方が見ていると思いますので、

ONE PIECE BLUE　という公式ONE PIECEファンブックはご存じですよね？
ワンピースブルーには今で言うところのビブルカードのような裏設定等が

書かれていて面白いのですが、

今回着目するのは表紙カバーコメント
でゾロが言っているセリフが意味深なんです。

「悪魔の実」を食いてェって奴は

いっぱいいるな。お前もそうか？

「悪魔の八百屋」ってのが

世界のどこかにあるらしくてよ。
そこで手に入るそうだ。

食ってみたきゃ、その店探してみな。

ああ、言っとくが勿論、

八百屋の話も定かじゃねェが。

出典:ONE PIECE BLUE

ブルーを買った当時私は小学生の低学年だったと思います。

「悪魔の八百屋！？悪魔の実売ってるのかな？そんなのあるのぉぉ！？」って興奮した思い出があります。

ウソップの嘘の八百屋星人はつまり、野菜等を売る星の人ということで、
悪魔の実の八百屋があるなら、悪魔の実を売る惑星出身の宇宙人。
もしくは悪魔の実の八百屋がある星というのは噂で、そのまま悪魔の力を持った星の宇宙人。
このどちらかでしょうか。
ところで、先日のチョッパーのヒトヒトの実考察でも触れましたが、私はドクターベガパンクとトキの描写から、悪魔の実は宇宙からきたもの(青色の星以外からきたもの)と考察しました。

banbi-onepiece.hatenablog.com

これはこの考察に1つ要素をプラスするような気がしております。

3.八百屋はなぜ八百？

ところで八百屋はなぜ八百と言うのでしょうか。
語源について調べてみると
・八百万の神(やおよろずのかみ)や嘘八百など、八百とはたくさんといった意味があり、昔は野菜以外も売っていたため、たくさんの品揃えがあったことからそう言われていた。
・野菜は昔、青物と言われていて、青屋(あおや)から言葉が派生した。
という説があるそうです。

ここで出てきた嘘八百は、ウソップに度々関連づけられている数字ですね。
25話のタイトルも「ウソ800」
(この話ではクロがカヤの執事で良い奴だと思ったら、実は海賊で悪い奴だったとルフィとウソップが知る話です)

たくさん嘘をつくウソップの嘘八百と、たくさんのものを売っている八百屋の

八百の語源はどちらも同じだということなんですね。

4.第808話「イヌアラシ公爵」

次に八百屋（やおや）を有名考察系YouTuberさんのパクリ…

インスパイアを受けて808と変換してみます。

語呂合わせしやすい言葉でよかった。笑
(ディスりじゃないですよ！大好きです！※念のため)

808話を見てみると、扉絵はなんと

ウソップの故郷シロップ村のにんじんとたまねぎとピーマンとカヤの絵になっております。
これは、八百屋星人と関連がある話だよといったメッセージでしょうか？
元々にんじんとたまねぎとピーマンについた嘘でありますし、そもそもみんな野菜の名前ですよね！

さて、その808話の本編の内容はジャックがゾウに乗り込み、ミンク族は会話をしようとするも、話をしに来たわけじゃないとジャックはひたすら攻撃をし続けます。
侵略に近いですね。
ある意味悪魔の実の能力者(スマイル)のギフターズやなりそこないプレジャーズとゾウゾウの実のジャックが、悪魔の実を食べていないミンク族を襲撃するその構図は、ウソップの嘘である「敵対する八百屋星人」と繋がってくるヒントではないでしょうか。
その後、話が進むとジャックはゾウにやられて海に沈んだのも印象的ですね。

5.空白の100年

この八百屋星人の侵略というのが、繋がってきそうなキーワードが作中もう一個有ります。
①八百屋星人

②嘘八百

と繋がる八百という数字が繋がるキーワード、それは。

800年前！！！ドドン！！

ついドドンを出しちゃいました笑
800年前、つまりは空白の100年(900年前～800年前)、ワンピースの物語の根幹である謎ですね。

はい、長々と書いてきましたが
これらから私が導き出した仮説がこちらです。

【空白の100年の仮説】

空白の100年において、悪魔の力を保有した宇宙人が青色の星へ侵略を開始。
その当時は青色の星の人々らは誰1人悪魔の実の能力は持っておらず、抵抗する力として活躍したのが古代兵器。
長きにわたる戦争は両軍ギリギリの戦いの中、悪魔の力を保有する宇宙人が何とか勝利。
しかし、ギリギリの戦いだったため、悪魔の力を保有した宇宙人は何人か倒され、海の中へ落ちるが、宇宙人は海がない星で育っているため泳げない。
海で死んだ宇宙人の能力自体は、幸か不幸か海が持つ悪魔の力を閉じ込める作用により、青色の星にある果実へ実った。
海の底＝渦に飲まれたことから、

果実には『悪魔の能力』と『カナヅチ』と『渦のグルグル模様』が反映された悪魔の実となる。
生き残った宇宙人が、青色の星を乗っ取り、世界はひっくり返った。
それが世界政府の上層部(天竜人)であり、800年前からの新たな世界となった現在の常識は世界最大のウソ800である。
わずかに残った青色の星の人々は、あるものは石工として当時青色の星で使用していた文字を使いポーネグリフを作り(光月家)
あるものは残された古代兵器を世界政府から隠した(魚人・人魚族、ネフェルタリ家)
悪魔の力は悪魔の実となってしまったことで世界に拡散されてしまった（これがリンゴ泥棒のイメージ）ため、世界政府は今でも対抗された古代兵器を探すことに尽力している。

…どうでしょうか。
中々に自信作です！！笑
天竜人の服装が宇宙服っぽいのはそういうことだと思ってます。

6.最後に～イヌアラシと神の対立関係～

最後にもう一つ考察を加えます。

808話のタイトルは「イヌアラシ公爵」とあるとおり、青色の星の代表として比喩されているのが、イヌアラシ。

そして、八百屋星人こと、現在の天竜人＝神の位置している軍隊の長がジャックで表されています。

ここでイヌアラシはそのまま

犬＝「Dog」で、侵略し終わった天竜人は神＝「God」ですから、
この仮説が正しいとした場合

「dog⇔god」の対立関係・鏡のような言葉遊びが成立するのも面白いです。

更に、イヌアラシとジャックは最新話付近の話において

「犬斬威矢(イヌスパイヤー)」でイヌアラシが勝利しましたが、この「犬斬威矢(イヌスパイヤー)」は
・犬は風呂(スパ)が嫌
・インスパイア
の2つの意味でつけられた技名だと考えており、一方ジャックの立ち位置であった悪魔の力をもつ宇宙人は海が苦手であり、インスパイアはWikipediaより