ストレス社会にONEPIECEを。

ワンピース考察/感想/学びや気づきを発信!

第1041話「小紫」【ONE PIECE感想】

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こんにちは!
考察や感想をマイペースに書いているばんび (@ONEPIECE_banbi) / Twitterと言います!
ジャンプ最新話感想、今回も書いていきます!

今週は場面転換が特に多くて盛りだくさんでしたね!!
しかも意図的にだと思いますが、引っ掛かりを感じるような違和感が多々あります。結構な場面で、「ん?」ってなる要素がちりばめられていると思いました!
早速、感想を書いていきますねー!

 

0.「サンジさんをイジメた奴に"プリンパンチ"」

ジェルマ66あゝ無感情海遊記Vol.5です!
ニジとヨンジにプリンパンチをくらわせるプリンちゃん。
「サンジさんのお兄様と弟様!」ってなるかと思っちゃってましたがちゃんと怒っていたみたいで嬉しかったです。
鉄の体を持つ2人がくらっているので、"科学の力が及ばないパンチ"みたいです。笑

1.モモの助の葛藤

チョイ見せで明らかになっていた部分もありましたが、2ページがモモの助とヤマトの会話でした!
おでんの日誌の描写から
・モモの助が死んではいけない理由が書いている
・ロジャー達が最後の島で何を見て笑ったのか肝心な部分を破り捨てている
・おでんはモモの助が象主と話せることを"予想"していた
・しかし、おでんは"預言者"ではない
ということが分かりましたね。
96巻のロジャー達がラフテルに到達した時のナレーションがおでん漫遊記なわけですが、少なくともあそこは読者の我々が知りえる部分しかモモの助達も知らないということが分かりましたね!
何故最後のページを破り捨てたのか…
これは違和感①ですね!
今週は違和感が多いので私が感じた違和感に番号をつけていくことにします!笑
違和感①については、シャボンディ諸島のレイリーの言葉にヒントがあるかもしれません。

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尾田栄一郎「ONE PIECE」/集英社


「導き出す答えが我々と同じとも限らない」
ワンピースは書き記すよりも実際に手にしないと本来は意味が無いのかもしれません。それもありつつ、敵に渡るリスクも考えて破り捨てたのかもしれませんね。

そして、同時にヤマトが「肝心な部分を知らない=そこまで麦わらの一味が持ってる情報と変わらない」という事が推測できました。
懸念していた"ルフィのつまらない冒険"にはならなそうであるので、ヤマトが仲間になる否定材料が1個減ったかもしれませんね!
私は過去にヤマトは仲間になると考察してます。

onepiece-banbi.com

モモの助はその後ワノ国の開国について、葛藤を見せました。
まずモモの助は
・象主と話したけど肝心なことがわからない
・日誌を見たけど死んではいけないこと以外分からない
↓↓
・ワノ国の人達が危険にさらされるなら開国したくない
はい、違和感②です。
これは、「開国について、肝心なことがわからない」⇒「開国=危険なこと」と言ってるわけですが、それとこの状況がリンクしてるように見えないのですよね。
つまり、今は飛んでいる鬼ヶ島をどうするのか、爆弾をどうするかという目の前の問題があるのにも関わらず、開国するかしないか迫られているということです。
それは、逆に言うと今の状況、ある選択をすれば開国が可能な状況であるということに聞こえます。
開国=象主、ジョイボーイとやはり関係があるのでしょう。
ということは"罪"に鎖国が関わってるのかも知れませんね。
これは難しいです。
いずれにせよ、ワノ国という国は、空白の100年の鍵になる国であるということだと思います。
夜明けに導くのはモモの助。
これからどうなる?

 

2.雷ぞう勝利

城内3階の連絡通路の雷ぞうVS福ロクジュの対決は炎の我慢対決で、耐え"忍び"きった雷ぞうの勝利となりましたね!
福ロクジュは特に見せ場もなく、オロチ側に寝返っただけの読者視点なんの見せ場もない可哀想なキャラクターとなってしまいましたね。最後に男を見せて欲しかった。笑

一方、雷ぞうはずっとかっこよかったです。
「忍にも自由はあってよい時代」
名言ですね。

そして、最後ジンベエが助けに来たシーン
「おぬしルフィ殿の…急がねば…不覚…"準備"はできておったのに」
違和感③"準備"とは…? 
「準備ができてたのに、間に合わない…急がないと」という意味にとれますが、それが"ルフィ殿"の仲間が現れたことによるものなのか、"ルフィ殿"の仲間の出現とは関係なく急がなくてはいけないのか。
これは難しいですね。
持久戦に持ち込みつつ、急がなくてはいけないものって何なのでしょう。。。

 

3.小紫

今回のタイトル"小紫"とオロチが3ページに渡って描かれてます。
福ロクジュを脱出装置としか思っていないオロチ。最低ですね。
小紫のことが、1度目の前で狂死郎に斬られたため、"亡霊"かどうか気になってきた様子。
そんなオロチに自らの正体を種明かしする小紫こと光月日和。
そう、オロチはおでん達の"亡霊"にずっとワノ国編通して恐怖しておりましたが、ここにきてその"亡霊"が想いもしない形で目の当たりにすることになったわけですね。
20年ですから、想像もできないほどの苦しみと憎悪だと思います。
傅ジローがいないととてもじゃないけど耐えられない仕打ちだったでしょう。

小紫登場初期にびん豪、ブン業、凡ゴウという3人の客が天国から地獄へ落とされた描写を見た時から、オロチはこうなると思っておりましたが案の定でした。

"月姫がお面の時につける曲"というのが確定したのは初めて?ですかね。
この世で1番憎い男が、愛する父と同じ曲が好き。これには日和ほどの長年耐え続けた者でも演技だけでは乗り越えれなかったのでしょうね。
"お面を被って憎しみを隠す"
これはSMILEとの対比にもなっていそうです。
SMILEは強制的に笑顔にさせて笑う以外の感情が出せないものとなっており、えびす町の人達は「お面」を被せられていると言われていましたが、こちらは逆に憎しみの感情を隠すものとして本物のお面を被る小紫。という対比です。


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尾田栄一郎「ONE PIECE」/集英社

既に海楼石のクギも打たれているオロチにはもはや傅ジローの登場等も必要なさそうですが、やはりここにくるか?
火前防!

そして、小紫を襲うかと思えば、オロチを焼き、"黒炭"と化して下さい。

 

4.CP0にも気苦労が

前回イゾウとCP0が描かれた際には、"用があるのは麦わらの一味だけ"というのを聞いてから止めたように見えましたが、それはウソップが瀕死の菊を連れて逃げているからということが今回、間接的に分かりましたね。
イゾウ視点では「麦わらの一味の誰を狙っているのか」が分かりませんから、止めるのが最善だと判断したのでしょう。
その結果、初めて名前が判明した三鬼を無傷で倒した"マハ"を道ずれにイゾウは倒れます。

そこに五老星から勅令がきて、
「今すぐに麦わらのルフィを消せ」と命令されます。
次から次に…とCP0にも初めて気苦労、人間味が出てきました。

ドレークVS.CP0になりそうな予感ですが、最後に
「あの一味が何だというのだ」という心理描写でリーダー?仮面は嘆いてました。
違和感④ですね。
違和感というには弱いかもしれませんが、ニコ・ロビン→ルフィときたならまだ「あの一味め」みたいなセリフで終わると思います。
でも「あの一味が何だというのだ」です。

これを少し考察すると、やはりイゾウが刺し違えて止めたという事実が彼の脳裏に色濃く残っているのでしょう。
ニコ・ロビン→???(イゾウが守った一味の誰か)→ルフィという3人目だからこそ「あの一味が何だというのだ」と嘆いたのでしょう。
読者視点では今週でウソップと分かるのですが、CP0視点では次から次にわけが分からないというわけですね!

また、カイドウと戦っているからこそ、”万が一”に備えるために消す。という指令も違和感ですよね。違和感⑤です。
これは、トップクラスの戦いだからこそ、”覚醒”することがあるんじゃないかということだと思いますが、こう考えました。

もしかすると、”窮地”に立たされたものが笑うと、”覚醒”する。ということでしょうか。
確かに、ドフラミンゴって良く笑いますよね。カタクリだって、宿敵のような強敵が現れたら静かに笑いそうです。
笑いが覚醒に影響していたら個人的には面白いです。


5.鬼ヶ島各戦況

【ウソップとハムレット】

ハムレットはウソップと行動し、持ち前の長い首によって少し高い位置から見晴らして出口を探します。
錦えもんとお菊は瀕死の様子です。
これはイゾウが全力で止めたから現状無事でいられるということですね。

【ネコマムシ】

ネコマムシ、ワンダ、キャロットはドームの中に移動する姿が描かれます。
スーロン化でペロスペローと戦った直後ですが、スーロン化の後もまだ少し余力がありそうにみえました。相対的に・・笑

【ゾロとフランキー】

ゾロ、心配ですね。
前回落下していく様子が描かれていたところで止まってましたが、ゾロを探しているフランキーが間一髪でゾロをつかんでいました。
前回の話になりますが、ゾロは死神と出会った時、動けなかったはずなのに、仰向けからうつ伏せになっていたのは何故なのでしょうね・・・

【ナミとゼウス】

ゼウスがビッグ・マムの敗北を聞いて涙ぐみます。
違和感⑥ですね。
まぁやはりというべきか、恐らくですが、マムは生きているのでしょうね。
ゼウスのソルソルの実の力が解除されておりません。そして、マムのソウルが入っているゼウスが涙ぐんでいるので、瀕死であることは間違いなさそうですね。
ただ、ソルソルの実が能力者が死亡するとホーミーズ達がどうなるのかは描かれていないため、わからないといえばそれまでなんですが、謎が残りすぎなので、生きているでしょう。

ヒヒ丸と狛ちよがマルコに治療してもらえそうですね!
この二人は正直、ただのワノ国の動物ですので、はやく元気になってほしいですね。
能力によってお玉の配下についているわけですが、友情を感じていてほしいです。怖い能力にみえちゃいますからね。キビキビがお玉の能力で良かった。

【キッドとロー】

個人的にはこのシーンかなりアツかったです。
あの二人が満身創痍で会話して、ルフィの勝利を信じています。
もし、カイドウが勝利したときは抵抗する気はないと。
前回、全力でカイドウの元にいくビッグ・マムを阻止した訳ですから、そこで二人の役割は終了ということですね。
遠回しにルフィを全力で信じている証だと思うと、とても胸アツです!

 

6.ルフィVS.カイドウ

最後の約4ページ!ルフィとカイドウの戦いが久しぶりに描かれました!

まずはキッド達が勝利したことを二人は知り、カイドウは最初激怒し、泣きます。泣いているのをお酒のせいにするカイドウは少しズルいですね。笑

ビッグ・マムの過去はカイドウが15歳であることから、今から44年前、ゴッドバレー事件の約6年前です。
ここで、違和感⑦「口はついてんのかい?」です。
「もしもし~しゃべれんのか?」が先だったらそこまで違和感じゃないかもしれませんが、最初の一言が「口はついてんのかい?」というのは私には違和感に感じました。
何故なら、話しかけてから返答がなく、口はついてるのか?という皮肉は良くあることだと思いますが、話しかける最初の一言がこれというのは違和感ではありませんか?
まるで、はじめて見る・会う”生物”のようです。
もしかしたら、口以外の何かがついていない可能性だってあります。
その証拠に当時15歳のカイドウは姿も言葉も一切描かれません。
カイドウ視点の回想だからといわれたらそれまでですが、やはり少し違和感が残ります。
これは過去に考えた、「最強生物」たるゆえんが、ただの人間ではないことからくるセリフなのではないかなと思います。

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リンリンは政府につくられた生物のカイドウというのを知った上で、「口はついてんのかい?」と話しかけたのではないでしょうか。私はこう考えます。

また、「ロックスと組むのは初めてかい?」とも言います。
これも違和感⑧ですね~
その時のロックスは少なくともリンリンとは何回か手を組んでいたということですよね。
ゴッドバレー事件では「ある儲け話」で手を組んだ海賊と紹介されてましたが、宝探しで何度も同盟を組んでいたのでしょうか。

次に違和感⑨リンリンの容姿です。
これはこのように感じました。

いや、そんなわけないと思うんですけど、そんなわけないですよね。。笑
また、ビッグ・マムが羊の家にいた頃と現在の姿の中間にこんな綺麗な姿で存在するというその事実自体にも違和感を覚えます。
過去に考えたビッグ・マムの正体では、打算的な部分はカルメルの魂、欲望的な部分はリンリンの魂が融合した状態で、お互いに記憶が曖昧な状態と考察しましたが、打算的なリンリンが”家族”を欲した結果、努力して痩せたということも考えられますが、
やはり頭に浮かぶのはスベスベの実。ですよね。

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(上の記事、最後のほうは外れてますが、目が覚めた時、記憶が戻っている可能性にかけてます。笑)

スベスベの実を食べているから、今週の若リンリンの剣がナポレオンになっていないと考えると妥当な気がします。
そして、二個食べると爆発するというのはやはりミスリードで、一個目の能力が失われるだけなのではないでしょうか。
・スマイリーが形を保てなくなった理由(実はあめ玉はいらない悪魔の実だった)
・アブサロムがあっさり退場した理由(死亡するにはあっさりすぎる)
この2つがクリアされ、更に万国を作る上で子供がたくさん必要だから若い内はスベスベを食べ、ソルソルを取っておき、万国を統治するためにここ何年かでソルソルを使い出した、みたいなストーリーがあったら納得できつつ、かつ、読者に悪魔の実の秘密の一部を開示できて面白いと思いました。

また、「この海の王になる女」と言ってますが、これも凝ってますね。
”海賊王”と言われ始めたのは25年前のロジャーが初めてだということなので、海賊王の前に「海の王」を目指していた者は皆こう言っていたのでしょうね。

 

現代に戻り、ルフィのギア4「スネイクマン」ゴムゴムの九頭蛇(ヒュドラ)”で今週は終了です。
ヒュドラはロック鳥と同じように伝説の生き物で、9つの頭を持つ蛇ですから、
・敵である八岐大蛇のオロチ
・ヒドラを使う宿敵マゼラン
・九蛇海賊団の恩人ハンコック
これらを彷彿とさせる技で秀逸だと思いました。
オロチを越えた1つ多い首、毒をも喰らうルフィ、恩人蛇姫の海賊団の名前、これらを背負った技のように私は感じました。

ルフィは「これがおれの最後の”ギア4”だ」といってましたね。これ、違和感⑩です。笑
「ギア4で最後だ」とか、「最後の力だ」とかなら何となくすっと受け取れるんですけど、「最後のギア4だ」は、なんか不思議と”ギア4じゃないなにか”を使いそうな感じに思わされます。
私は、ギア5や覚醒が残されていて(ルフィは無意識だとしても)ギア4が解けた後にその力を使う流れになると予想します!

最後に、周りのやつらが(主にカイドウ、ビッグ・マム、CP0)
・ひとつなぎの大秘宝
・ワノ国の開国
・ポーネグリフ
・伝説の悪魔の実
・ジョイボーイ
・世界の夜明け
・象主
・ニカ
・古代兵器⇒海賊王
等々、スケールの大きい話をたくさんしているのにも関わらず、「お前らがいたらワノ国の人たちがメシを食えなくなる。だから追い出す」という一貫したルフィの姿に心を打たれますね。

 

今回は以上です!
ここまで読んでいただきありがとうございます!
少しでも「違和感あった!」とか「そうかも!」、「なるほど!」等の共感をいただけていれば、
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ローの能力の徹底考察!極めた先は「世界を”自由”へと変える」力!?【ONE PIECE考察】

 

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こんにちは!
考察や感想をマイペースに書いているばんび (@ONEPIECE_banbi) / Twitterと言います!
今回は第1040話「新世代の耳にも念仏」を踏まえてのロー考察を考えていきます!

ジャンプを読んでいない方はブラウザバック推奨です!
じゃあ早速書いていきますね!

1.ローの技

まずは、ローの通常技をざっくり主観もいれながらまとめてみました。
当たり前ですが、全てオペに関係する能力であることが分かると思いますが、逆に言えばオペに少しでも関係すれば、電気やらバラバラやら物を動かしたり、瞬間移動となんでもありです。この”オペに関係すればなんでもアリ”ということだけ覚えておいてもらえば、1の技まとめはおさらいに近いので、2まで飛ばしてもらっても全然かまいません!

・ROOM
ローの技の基盤、ルームです。
このROOM内では手術台に乗せられた患者のように、自由自在に支配し執刀することが出来る。
ROOM内で斬られたものは痛みはなく、喋ることも可能。
他の物とくっつけることも出来る。
ROOMの範囲は自在に操れるが、大きければ大きいほど体力の消耗が激しい。

・シャンブルズ
ROOM内の物や人の位置を一瞬で入れ替えることが出来る。
また、ハートのような物を突いてシャンブルズをすると、人格を入れ替えることすら可能。
なお、覇気が強すぎる者は動かすことは出来ないため、ヴェルゴやドフラミンゴ、カイドウ、ビッグ・マムは動かせなかった。

・タクト
ROOM内の物質を浮かしたり動かすことが出来る。巨大な岩や戦艦も浮かすことが可能。

・スキャン
鬼哭をスライドすることで、対象から特定の物を探し、奪うことが出来る。

・メス
心臓を一突きして、心臓を真四角にくり抜くことが出来る。
くり抜かれたこと自体には痛み等はないが、くり抜かれた心臓を攻撃すると本人にダメージがいく。
ローはメスの能力で海賊の心臓を海軍に百個届けて、七武海入りした。

・カウンターショック
心臓付近を電気で攻撃する。
鬼ヶ島屋上ではビッグ・マムにもこの技は効いていそうだった。

・ラジオナイフ
ROOM内の敵を切断した際に、切断面が特殊で、いかなる能力でも接合が出来にくくする技。

・注射(インジェクション)ショット
狙いを済まして、一点に力を込めて鬼哭で突く技。突くというか、撃つ感覚に近いのかも知れない。

・ガンマナイフ
外傷なく体内の内臓を破壊する技。
カイドウ戦でも龍の姿のカイドウに効いていた。
個人的には、覚醒技のはしりのように感じる。

・死の刀(ステルベン)
切断されてしまった右腕をおそらくタクトで操って、縦回転しながら切りつける技。
恐らくだが、もう出てこない。

2.覚醒~KとR~

覚醒技は大きく分けてK・ROOMとR・ROOMの2つ。
細かく分ければ以下の3つになります。

K・ROOM 麻酔(アナススィージャ) 衝撃波動(ショックヴィレ)
K・ROOM 麻酔(アナススィージャ) 穿刺(パンクチャー)波動(ヴィレ)
R・ROOM 凪(サイレント)

1030話、1039話、1040話で覚醒技を使用し、一番上のショックヴィレについては2回使用しております。

【K・ROOM 麻酔(アナススィージャ) 衝撃波動(ショックヴィレ)】

⇒アナススィージャで鬼哭にK・ROOMを纏った後に相手の体に刺し、刺すことに痛みはなく、その後、内部から波動をうむという技でした。
これについては、1度目にもかなりのダメージをくらっていたものと考えますが、2度目に関しては自分のソウルで強化したマムの骨すら折るほどの強力なダメージでした。

以前、ベッジが「カルメルの写真を割った時以外カスリ傷を負ったのを見たことが無い」といった内容の言葉が嘘のように、ローはマムにダメージを与えていきます。

”刺すことに痛みはない”という部分はそこまで気にすることはないと感じています。その理由は通常のROOMでも痛みなく切断されたり、心臓を抜かれたりしているからですね。

【K・ROOM 麻酔(アナススィージャ) 穿刺(パンクチャー)波動(ヴィレ)】

⇒鬼哭にK・ROOMを纏って刺すまではショックヴィレと同様で、鬼哭をショックヴィレの時よりも長く長く伸ばし続けて波動を生んだ技でした。
これは結果的に、3度目のヴィレであるため、大ダメージとなっただけであって、「伸ばせば伸ばすだけダメージが上がる」「伸ばした先にワノ国の大地があってその波動も利用してダメージが上がる」といった理由ではないと思います。
何故なら、ローはキッドを”大トリ”として信頼し、最後のトドメを譲っておりました。
それなのにも関わらず、ダメージを上げることだけに尽力するでしょうか。
本来の目的は、ヴィレによるダメージを与えて、「ビッグ・マムを一時的に大人しくさせること+深い穴を掘って海水まで落下させること」を同時に行うために長く伸ばしたのだと考えます。

これが一つ目の覚醒K・ROOM⇒内部から衝撃をうむ⇒これはビッグ・マムに大ダメージ&鬼ヶ島やワノ国にも穴があくことから人だけでなく物質も同様ということになります。

刀が何故伸びるのか。という点については、こちらのスモーカーの説明を見てみましょう。

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尾田栄一郎「ONE PIECE」/集英社

通常の能力では、ROOM内に入る人は手術台の上の患者のように改造を自在にできる「改造自在人間」
覚醒では、周囲に影響を及ぼすため、ドフラミンゴやカタクリは”物質”を糸や餅に変えていました。
ジキジキの実に関しては、ジキを他者や物質に”付与”することが出来ておりました。
オペオペの場合は、上の「改造自在」を刀に与えて、伸縮や増幅が自在となった刀としているのだと考えます。「改造自在刀」ということです。
そんな改造自在刀だからこそ、ROOMの改造自在空間にあった”切断されても痛みがない”という能力が付与されて、鬼哭で刺しても痛みはないのでしょう。

次に2つ目の覚醒技R・ROOMについて考えます。

【R・ROOM 凪(サイレント)】

⇒こちらは、コラソンのように”お前の影響で出る音は全て消えるの術”と言っていたとおり、ビッグ・マムが最後爆弾と共に爆発した際も、花の都ではドンチャン騒ぎしていたことから、爆弾すら”サイレント”されていました。
これは完全にナギナギの実の力のようですが、ルフィがエースの火拳のような火拳銃を使えるように、そして、キロキロやトントンといった似たような実があるように、オペオペの実でナギナギを再現できてもなんらおかしくはありません。
しかし、”オペ”つまり手術・医療系の技という理論が成立しないとナギナギっぽいことができる理由がつきません。なんでもアリになっちゃいますからね。

そして、覚醒技という点にもヒントはありそうです。
覚醒は先ほど考えたように周囲に影響を及ぼします。
通常のROOMだと自身の手術室を自分の手のひらを中心に展開しますが、K・ROOMは刀に纏っていました。
これを今度は他者に対してROOMを展開して、ビッグ・マムを中心にR・ROOMとなり無音の環境が生まれてましたね。
”物質”を介してROOMを展開するのがK・ROOMならば、
”他者”を介してROOMが展開されるのがR・ROOMということですね。

 

これらが共通するのはドラマで良くみる手術のシーン。心電図の波形です。
これはアニメワンピースの1010話でコラさんのことを思い出しながら鬼ヶ島にあるポーネグリフを見つめるローの回にて、心電図のような波形の文字でコラさんのセリフが浮かび上がってくる描写がありました。その次の日に発売したジャンプでR・ROOMの登場です。
これはリンクさせに来ているものと考えます。
つまり、心電図の波形=覚醒によって物質の波を操れると考えました。

K・ROOMでは波を増幅させて”波動”を生む。
R・ROOMでは波を全く無くして”凪”=音も波であるため、”無音空間”を生む。
ということです。

そして、ローのイメージ国「ドイツ」において、
患者=Kranke
凪=Ruhe
ですので、これらの頭文字なのかなぁと考えてます。
ここは確信ではないですが、能力の原理はかなり自信があります。
次に、これらから、更に先の能力を考えます。

3.波

心電図に映されている波形を操るかのように、波を増幅させて”波動”をうむことや、波を全く無くして”凪”=”無音”を生み出すことが可能であると考えましたが、
オペオペには最上の業「不老手術」があります。これによって、50億ベリーという高値がつき、”究極の悪魔の実”と言われているわけですが、
この”不老手術”は、ローのセリフ「人に”永遠の命”を与える」ということで、、歳をとらないっていうことですよね。
逆に、歳をとることをネガティブに表現することを、日本語には次のような言葉があります。
「寄る年波には勝てない」
これは赤犬が頂上戦争にて、白ひげに対して言う言葉にもあります。
「寄る年波は越えられんか・・・!!!白ひげェ!!!!」
はい、ピンと来ている人は来ていますね。
そうです。”波”なんです。
この年波を凪にすることが、オペオペの最上の業「不老手術」ということです。
少し余談ですが、「不老”不死”」とは言っておらず、「不老手術」ですので、寿命以外の方法では”永遠の命”は尽きるかもしれませんね。

そして、”波を無くす”というのはONE PIECEの世界において、更に重要な描写、世界の構造を作り出しているものの本質かもしれません。
それは、凪の帯(カームベルト)です。
このカームベルトには、なぜか全く波が立たない海域で、海王類が住み着いております。カームベルトを渡るのは、その「海王類自身」や「九蛇海賊団の船の遊蛇」や「レイリー」のように自分の力で泳ぐor動力が風や波じゃない乗り物に頼るほかありません。
そもそも、海王類は住み着いているのに、その海王類が泳ぐ後に出るはずの波・さざ波等も発生しません。
これは悪魔の実の覚醒の力、つまりは過去にいたオペオペの実の覚醒の力によって作られたものと考えます。

ルームは球体に広がりますが、円のような形のまま"凪"(=音のように波を無くす)を惑星に作用させ、大きなカームベルトを作り、真ん中だけ能力を解除、もしくは、真ん中だけ波を少し激しくするとグランドラインの出来上がりということです。

これは、こちらの記事、ジキジキの実の覚醒について考察した記事も併せて読んでもらいたいですが、ジキジキの実は”レッドラインを作った”と考察しました。

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そして、今回オペオペの実が”カームベルトを作った”というのが、一旦正しいとするならば、この二人の船長は運命的な出会いを果たしており、そして、今後の二人の役割の重大さを感じさせますね。
つまり、レッドラインとカームベルトの崩壊をさせるのがこの二人の役割なのではと考えるわけです。レッドラインの崩壊は上の記事で考えましたが、カームベルトの崩壊は、シンプルに凪の空間の"波"を通常に戻すだけですね。

ただ、「鬼ヶ島の戦いを見ると、覚醒を使うと体力の消耗が激しい2人が最大の技でも島の一部分にしか能力が作用されてないのに、惑星全体に作用するほどの規模であるカームベルトやレッドラインを作ることってできるの?」って思いますよね。

これを可能にするのが3船長の残りの1人。我らがルフィだと考えます。

ルフィの覚醒、ゴムゴムの実の覚醒の技は、『別の能力の覚醒の影響範囲を"伸ばす"ことが出来るのではないか』こう考えました。
範囲を伸ばすことが出来ればキッドとローは、カームベルトやレッドラインは作ることも、そして壊すことも可能になるのではないでしょうか。

こうなると、五老星が言った"伝説の悪魔の実"は3船長全員を指して言っていた可能性も出てきますね。

そんな3船長の最初の出会いでは、ルフィは「お前ら変な能力持ってんな」と言いますが、「てめェのが一番変だろ」と言われます。

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尾田栄一郎「ONE PIECE」/集英社

こんな3人の"変な能力"協力すると世界の構造をぶっ壊すことが出来るというのは、とてもアツい展開だと思いませんでしょうか。

"支配"の世界から"自由"な世界になるのはこの3人の協力によって実現するかもしれません。

海賊王の右腕、シルバーズ・レイリーは偶然か、3船長の出会いであるシャボンディ諸島でこう言います。
「この世には偶然などないのかも知れない、全てが必然であるかの様に…”縁”はやおら形を成していく…」

 

今回は以上です!
ここまで読んでいただきありがとうございます!
少しでも「すごいな!」とか「そうかも!」、「なるほど!」等の共感をいただけていれば、
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感想(1727件)

第1040話「新世代(ガキ)の耳にも念仏」【ONE PIECE感想】

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こんにちは!
考察や感想をマイペースに書いているばんび (@ONEPIECE_banbi) / Twitterと言います!
ジャンプ最新話感想、今回も書いていきます!

今週はついに決着でした!いやぁ色んな感情がわき出てきましたねぇ面白かったー!
早速、感想を書いていきますねー!

 

0.「科学の及ばぬ生物」

ジェルマ66のあゝ無感情海遊記のVol.4まできました!

前回捕まっていたニジとヨンジの回想が描かれましたね。
科学の力でも到底勝てないビッグ・マムという怪物を際立たせる描写になっております。

これは扉絵から本編の考察をする事がある私ですが(多分ほかの考察されてる方も)
今回の扉絵は分かりやすくリンクさせており、扉絵と本編はある程度対応関係になっているものというのが改めて示されている感じがしました!

1038話のキッドとローが示す牛と虎から「丑寅」で、丑寅の時刻は2時~4時なのに対し、扉絵は「ニジとヨンジ」というのも、やはり狙っていそうです。
詳しくは↓の記事を見ていただければと思います。

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1.ビッグ・マムの念仏

チョイ見せで明らかになっておりましたが、前回の1039話で私は、鬼ヶ島からワノ国の大地にビッグ・マムがすごい勢いで落とされて、キッドがそれを追っかけるように電磁砲をひっさげて落下してきたものと勘違いしておりました!笑
まだ、鬼ヶ島にいましたね。
前回のは鬼哭が伸びきって穴が空いた描写というだけでした。

電磁砲(ダムド・パンク)を放つキッドに対し、四肢を引っかけながらも耐えるビッグ・マム。
ビッグ・マムはそのまま
「LIFE or SLAVE」とソウルポーカスを唱えます。

これには百獣海賊団やローの船員も恐怖し、寿命を取られかけます・・・が、
キッドはこの言葉を「死に損ないのババアの念仏」と言い、
ローは「R・ROOM」という覚醒技を放ちます。

これがタイトルにかかっており、
馬の耳に念仏
新世代の耳にも念仏
ということでしょう。

キッドはキッドで「あれは戯れ言だから臆するな」という意味で仲間を鼓舞し、
ローはローで能力を用いて声を塞ぐことで仲間を守っています
どちらも船長の器、仲間想いですねぇ~

そして、ローは
”凪(サイレント)”
”お前の影響で出る音は全て消えるの術”だ
といい、恩人コラソンの技を使用します。
これにはしびれましたねぇ~
まるで、恩人エースの火拳を使うルフィの火拳銃を彷彿とさせるような粋な演出でした!

ここで、R・ROOMのことを考えてみます。
K・ROOMは内部から波動を生む技でした。
今度の技は音を全て消しておりました。
この2つの共通点はオペオペの実で実現可能な能力ではないといけませんので、手術関係の技ですよね。
そうなると、医療に詳しくはないですが、2つに共通するのは「波」
波動・波形・音波といったものなのではないかと思いました。
アニメワンピース1010話では(昨日2/13放送)心電図の波形がコラソンの声になっている演出がされておりました。オシャレでしたねー!
そのようなリンクで、
波形をいじり、増幅させることで「波動」⇒K・ROOM
逆に全く無くすことで「無音」⇒R・ROOM
を実現しているのではないかなぁと思いました。

また、RとKについてですが、ローのイメージ国のドイツ語で
「凪」はRuhe
「患者」はKranke
であることから、この2つの頭文字なのではないかなと考えました。
Kは他にぴったりな単語があれば教えて欲しいです。
今のところはこのように考えています!

 

2.大海賊時代

最後には
追撃 電磁砲(ダムド・パンク)で落とされるマムと、
ミザリーはローに一刀両断されておりました。

プロメテウス×ヘラのミザリーですが、焔裂き等を使用できる描写のなかったローがなぜ一刀両断できたのかは、少し謎が残りますが、それほどソウルが弱くなっていたのだと考えておきます。

ビッグ・マムは下にある武器庫を通り、爆弾を触れますが、無音で爆発します。
これには誘爆しないようにしっかりと氷の壁で守るヤマト
ヤマトは人型でも氷を扱えるのでしょうか?
カイドウが人型で雷鳴八卦(雷)を使えるのと一緒かな?

そして、何故か爆風で弱まる火前坊。笑
火前坊って謎ですね!爆風浴びたら強まりそうな見た目ですけど、そこはやっぱりフデフデで生まれた生物だからなのかな?
そのままオロチのもとに向かって欲しいところです!そこが”黒塚”です!笑
11/5に予想したこちらの記事もまだ希望はある・・・かな?

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落下するビッグ・マムは「大海賊時代」の到来について、愚痴をこぼします。
声は聞こえないので、あくまでも心理描写ですね。
ここで意外だったのが、
ひとつなぎの大秘宝について、「ちゃんとあんだろうな」「何がある」「どこにある」というように、ほぼほぼ知らない様子です。
勝手に四皇はそれぞれ”ひとつなぎの大秘宝”をある程度知った上で牽制しあっているものと思っていましたが、ビッグ・マムはほぼ知りませんでした。
そんなビッグ・マムが、
「この国にもあるんだろ?ああ口惜しい」と発言していたことから、知らないのに、何故かワノ国に”何か”があると思っています。

これは
・古代兵器
・ポーネグリフ
・ひとつなぎの大秘宝と総称されたものの一部
のどれかだと考えます。
が、ポーネグリフと古代兵器は散々カイドウとも話をしていたりしてたので、今更感がぬぐえませんね。
これは「”ひとつなぎの大秘宝”は至る所に散らばっていて、実はワノ国にもあるが、それが何かまでは知らない」という事なのかなと感じました。

”ひとつなぎの大秘宝”については、こちらの記事で正体に迫っております。
今回の話を考慮しても矛盾がないです。

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ビッグ・マムと共に核爆弾のようなものも一緒に落下し、海水?かと思われるところまで落下すると共に、巨大な爆発で勝者「ユースタス”キャプテン”キッド及び”死の外科医”トラファルガー・ロー」と表示され、マムとの戦いに幕が降りました。

このシーンでは巨大な爆発が起きているのにも関わらず、花の都ではドンチャン騒ぎが続いていることから、
”お前の影響で出る音は全て消えるの術”が爆発にも効いている=ビッグ・マムが確実に爆発に巻き込まれている
ということが表現されており、とてもオシャレな演出だと思いました。
さすがのビッグ・マムもこれには大ダメージでしょう。
しかし、ここで死亡はしないものと考えます。
まだ生存してくれないと謎が残りすぎですからね。笑
目が覚めた頃にはおリンのような純粋なマムになっていると考えます。

こちらの記事では完全に心を取り戻すと考えていましたが、決着がついてしまったいま、目が覚めた後にそうなっていることを願うほかありません。笑

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3.象主の罪

最後のページではモモの助とヤマトが再会してました。
少し前まではヤマトの服の中でヤマトに守られていたモモの助ですが、大きな龍になって会話しているモモの助は少し頼もしいですね。
二人の年齢は28歳で同い年になったのも何か意味があるのでしょうか。
ヤマトがおでんに憧れだした年齢が8歳
モモの助が未来へ飛んできた年齢も8歳
何だろう。
カイドウの武器”八斎戒”で「はっさいかい?」
なんちゃって。

冗談は置いておいて、前回の声の正体はやはり象主だった様子。
これを聞いたヤマトは「日誌に書いてあったゾウ…!?」とリアクションします。
そして、最後にモモの助が衝撃発言「800年前に罪を犯したジョイボーイの仲間」発言で今週は終了ですね~!

”日誌に書いてあったゾウ”という言い方的にヤマトはそれぐらいしか知識がなさそうな印象だと感じませんでしたか?
そうなると、モモの助がその事実を知ったのは「おでん漫遊記」ではなく、
「象主との会話」ということになります。

これについてはまだ謎が多いですが、直接ジョイボーイの話をモモの助が象主と会話したのなら、「ジョイボーイ」についての謎は近々明らかになりそうな感じがしますね。
少し寂しい気持ちもありますが、早く知りたいものです。

そして1000年以上生きていて、ミンク族もずっと背中に乗せていることがわかっている象主が犯した罪は800年前ということがわかったことで、ミンク族もこの罪に関与している可能性もあり、そこにはやはり光月家も関与していそうです。
もっというと、鎖国した理由にも繋がる可能性も浮上します。
また、魚人島に残されていた謝罪文についてもこれら一連の罪が関係しているのは明らかかと思います。

これについては、現状考えがまとまっておりませんが、ゾウにあるクジラの木について、こんな風に考えました。

監視されているからこそ、歩くことしかできない。
しかし、モモの助の命令は聞く。
んーやっぱり難しいです。
歩くことだけを命じたのは「世界政府」側なのか、「光月家など」の世界政府と敵対している側なのか、どちらなのでしょうね。
歩くことによる防衛策だとするならば光月家側の意思で命令されていて、モモの助の命令なら歩く命令を一旦解除できるというなら筋は通る気はします。
これについては納得のいく仮説が立てられたら別の記事にしたいと思います!

4.その他

途中のビッグ・マムが落ちるシーンで色々と映り込んでいたものについて、最後に触れていこうと思います。

【ゾロ】

ゾロは前回映った際に「死神」に襲われていたシーンがありましたね。
今回、ゾロは完全に意識を失ってうつぶせで気絶している様子でした。
前回は”仰向け”で死神と相対していたのにも関わらずです。
まだ死神がみえていたとすると、「背中の傷は剣士の恥」なので、普通はうつぶせにならないと思います。
死神が過ぎ去った後なのでしょうか・・・
ゾロは鬼ヶ島の衝撃と共に落下する様子で終わりました。心配です。

この上のコマにブルックとロビンが移っているので、
「幻覚でブルックが死神にみえている説」は完全に無くなってしまいました。
希望が絶たれた気持ちです。。。

ゾロの落下を救えるキャラは限られていると思います。
サンジは、まだお染に看病してもらっているのでしょうか。
見聞色に優れたサンジなら空を飛んでゾロを救ってほしいところですね!
ゾロを救うそんなサンジを見て「正気じゃねェ」と一言つぶやくというところまで妄想しました。かっこいいですね。

【小紫】

小紫(日和)とオロチの描写も2コマ移りました。
オロチとの前回の描写では被っていなかったお面をつけています。
お面を付けているということは・・・あの曲なのでしょうね。
傳ジローはやくきてくれー!

【雷ぞう】

雷ぞう対福ロクジュの対決も間もなく決着を迎えそうです。
雷ぞうはシンプルに火の我慢比べで勝利する算段だったようです。
これは釜ゆでの刑に耐えていたおでんの上で弱音を吐いていた頃の雷ぞうとの対比ですね。
この戦いをここまで引っ張っているのは「オロチが助かる道がない」ことが終盤に持ってきたいからなのではないかと考えています。

どういうことかというと、オロチは業火に焼かれて最後を迎えると考えています。これは火前坊の記事でも書いてますが、一部を書くと「黒炭」という名字や、火前坊が最終的に向かう先などどうしてもオロチとしか思えません。
これが実現するころには鬼ヶ島は火の海で崩壊寸前だと思います。
そこから脱出するには、オロチは福ロクジュを待っていることから、福ロクジュがいないと空を飛ぶ鬼ヶ島からの脱出は出来ないということだと考えます。(多分、凧のように空を下降する忍者の術で)

そんな福ロクジュの対決が早々に簡単についてしまうと、オロチを見ている読者視点、なんのハラハラも無く、オロチが火の海に飲まれていくことになるので、オロチが助かる道はあるのか、どうなるのかというオロチ視点のハラハラを描くために、福ロクジュはここまで決着がついていないものと考えました。

【ロジャーの言葉】

最後に今週の話でも痛感しましたが、海賊王ゴール・D・ロジャーという男はかっこよすぎますね。
どこまでも偉大な男だなと今週も改めて感じさせてくれました。

 

 

今回は以上です!
ここまで読んでいただきありがとうございます!
少しでも「すごいな!」とか「そうかも!」、「なるほど!」等の共感をいただけていれば、
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モモの助の焔曇は○○でパワーアップ!?【ONE PIECE考察】

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こんにちは!
考察や感想をマイペースに書いているばんび (@ONEPIECE_banbi) / Twitterと言います!

今回はワノ国編の終盤、鍵を握るモモの助について少し考えてみたいと思います。
これは言ってしまえば近々答え合わせがありそうな考察(妄想)になりますが、思いついたので書いていきたいと思います!

※最新話(現時点では第1039話)付近の話も含みますので、まだ読んでいない方はブラウザバック推奨です。

 

1.各○○編終盤

まず、現在ワノ国編はクライマックスです。
そんなワノ国編では現状シンプルな戦い(ルフィ対カイドウ、キッドロー対ビッグ・マム等)以外の戦いがあります。
それは、
①新鬼ヶ島計画~鬼ヶ島花の都に落下~(カイドウの焔曇)対”モモの助”(+微量な焔曇)
②鬼ヶ島の武器庫爆発(火前坊)対”ヤマト”

この2つの戦いがあって、現状ではモモの助とヤマトが対応するような形で描かれております。
大看板戦などが終わっていることから、カードとしてはモモの助とヤマトは揺るがないのではないかなと思います。

そんなこの2つの戦いですが、②については実質”火前坊”対”ヤマト”になっており、まだまだどうなるのかわからない状況です。
火前坊が爆弾に近づき、間一髪ヤマトが悪魔の実の能力で凍らせるが、その後ヤマトに火前坊の手が襲う…等、ヒヤヒヤする展開ですよね。
着火した瞬間終わりだと思うので、これはよく言われているアラバスタ編との対応関係でしょうか。

ここで、これまで冒険してきた島々の「○○編ラスト」としてピンチを迎える状況を簡単にまとめてみます。
全てにおいて、当時の強敵と戦いながらの状況です。

・リトルガーデン
⇒仲間が蝋人形になる前に決着をつける

・アラバスタ
⇒国の内乱と大規模爆発を止める

・空島
⇒空へ飛ぶエネルを食い止め、スカイピアの崩壊を食い止めること&先祖の無念を晴らす

・エニエス・ロビー
⇒ロビンを時間内に取り戻す&バスターコールから逃げる

・スリラーバーク
⇒太陽の光を浴びると消滅するため、夜明けが来る前に影を取り戻す&二人目の七武海登場から切り抜ける

・頂上戦争
⇒エースの処刑を止める&無事に逃げる

・魚人島
⇒ノアの落下を止め、魚人島の崩壊を防ぐ&ノアは壊すのは望ましい形ではない

・パンクハザード
⇒シノクニから無事逃げる&子供達の救出&パンクハザードの爆発から逃れる

・ドレスローザ
⇒どんどん狭まる鳥かごから国民を守る

・ホールケーキアイランド
⇒無くなってしまったウエディングケーキを作る&出口が限られたミロワールドからの脱出

 

これらってこれまで全てが順調!っていう具合に乗り越えた事無かったですよね。
・リトルガーデンでは、あと少し遅くなっていたら蝋になっていた。

・アラバスタでは、ペルが飛ばなければ防げなかった。クロコダイルを倒して雨が降らなければビビの声は国民に届かなかった。

・空島では、ゾロとワイパーがジャイアントジャックを倒してナミがウェイバーを操縦できなければエネルに届かなかった。黄金が手に付けられていなかったら雷迎(らいごう)を晴らせなかった。

・エニエス・ロビーでは、全員が鍵を揃えた上で、ウソップが自分に出来ることをサンジに教えてもらわなければ、また、フランキーがロビンに追いつかなければロビンを解放できなかった。
 サンジが正義の門を開くという機転を利かせなかったらバスターコールから逃げ切ることはできなかった。

・スリラーバークでは、ルフィがモリアに勝つ、モリアが半ば自爆しなければ影は戻らなかった。くまがゾロの言い分を聞かなければ全滅だった。

・頂上戦争では、結局エースは救えなかった。白ひげも倒された。シャンクスとローが来なければ全滅もあり得た。

・魚人島では、しらほしがポセイドンの力が覚醒しなければ、ノアは破壊されていた。

・パンクハザードでは、シノクニ(スマイリー)には錦えもんがいなければ爆発をくらっていた。子供達の救出はチョッパーと海軍がいなければ成し遂げられなかった。PHの爆発はローが機転を利かせ、モネの心臓をシーザーに無言で渡していなかったら全員爆発&スモーカーが死亡していた。

・ドレスローザでは、ウソップがいなければルフィとローは存在を忘れられていた。オモチャから解き放たれた戦士達がいなければ鳥かごに飲み込まれていた。

・ホールケーキアイランドでは、プリンがサンジに惚れなければケーキは作れなかった。ジェルマが味方&魚人島の玉手箱がなければ逃げ切れなかった。

等、どれもこれも間一髪、ぎりぎりなところでピンチを切り抜けています。
現状ヤマトはこれらの条件をクリアしていると考えます。

一方、モモの助は・・・?
高いところをなんとか克服して、焔曇を少しだけ生み出して、ダメだと思ったから引っ張ってみたら結構遠ざけられた!
・・・工夫は見られますが、ピンチなところを間一髪で回避とは言えないですし、「このまま花の都から遠ざかって無事終了」とは過去の話を見ても考えづらいと思いませんでしょうか。
つまり、もう一波乱あって、もう一踏ん張りモモの助は頑張らなくてはいけないシーンが来るのでは無いかと考えるわけです。
それを乗り越えてこそ「モモ=天下無敵」の名にふさわしいと考えました。

 

2.空船

もう一波乱がどういう形で来るのかを予想するのは難しいですが、可能性としては、やはり”カイドウのパワーアップ”でしょうか。
ウオウオの実モデル青龍の”覚醒”があるのであれば、覚醒に引っ張られて焔曇の力が強まることも考えられます。

そうなると、引っ張りきれなくなり綱引き対決は再びカイドウ側に軍配が上がりそうです。
こうなってしまうと、花の都上空まで鬼ヶ島は来ると考えます。これは魚人島編のノアの構図と似ていますね。
やはり、花の都を敵側が目指している時点で、直前、ギリギリのところまでは来るのでは無いでしょうか。それは過去の物語で見られる”間一髪で回避”の条件には必須ではないかと考えるのです。

ここで、「花の都上空に鬼ヶ島が来る」と仮定した時に、次に来るイベントとしては、引っ張るモモの助の手助けとなる存在です。

花の都と花の都上空。この2つの空間を干渉する物は作中で既に登場している現在準備中の「空船」が挙げられます。

空船は亡き人に想いを届けるために花の都の住民達が各々「願い事」を書いています。
亡くなったご先祖様が叶えてくれると信じられています。

1037話「酒龍八卦」では、ラストシーンの五老星達のセリフに持ってかれて前半の花の都のシーンの印象が薄れてしまっていると思いますが、実際に空船に願い事を書いている人々のシーンが映ります。
・お母ちゃんに会いたい
・明日も子供にごはんをあげられますように
・お水をたくさん飲みたい
一部文字が隠れてはおりますが、このような内容のことが書かれているのが確認できます。

そして同じく1037話では「祭りもじき終わりか…空船の準備が始まった…」と言う住民のセリフがあることから、祭りは終了し、空船が空に浮かぶのはもう少しだということが推測できます。

 

3.ワノ国編ラスト

ラストシーンで踏ん張るモモの助周辺に空船がいくつも浮かんで近づいてきたら、恐らくモモの助には空船に書いてある文字が目に入ってくるでしょう。
「お母ちゃんに会いたい」
それは、モモの助の願いでもあるでしょう。
ワノ国編では「黄泉の国」の存在も示唆されていることから、ワノ国の空船を通して奇跡を見せてくれそうです。

空船は恐らく構造上、最後には燃え尽きて空に消えていくものだと思います。
ここで、龍が発生させる雲をわざわざ”焔”とした理由に繋がるものと考えます。

燃えゆく空船の炎の影に、トキやおでん、牛マルやトの康らの魂のようなものが一瞬モモの助の前に現れ、空船の炎とともにモモの助に寄り添い、
モモの助の”焔曇”をパワーアップさせ、鬼ヶ島の落下をギリギリ食い止めるのではないかと考えます。

そしてそれは、さながら、あの伝説の1時間、赤鞘九人男を支えた実の父”光月おでん”のように、鬼ヶ島を支えて耐え抜くのではないかと考えました。

20年成長したモモの助はしのぶの反応からみるに、おでんそっくりな見た目のようですからね。

 

今回は以上です!
少しあっさり目な考察でしたが、ツイートするには難しい文字数だったため、記事にさせてもらいました!

ここまで読んでいただきありがとうございます!
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1039話「大トリ」【ONE PIECE感想】

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こんにちは!
考察や感想をマイペースに書いているばんび (@ONEPIECE_banbi) / Twitterと言います!
ジャンプ最新話感想、今回も書いていきます!

今週はとにかくキッドとローがあつかった!!面白かったー!
早速、感想を書いていきますねー!

 

0.カラーイラスト

カラーイラストだったため、今回はジェルマの扉絵連載は休載となりました。
改めて尾田先生の色彩感覚や構図の素晴らしさを感じました。一味が増えているのにとっちらかっている感じが一切ないイラストは素直にすごいと思います。

また、ここ最近特にカラーイラストに猿が出てくることが多いなという印象です。
以前は二角帽を被った猿が出てきてましたよね。
今回は王冠を被っております。
やはり、猿=モンキーということで、「ルフィは近々海賊王になるんだよ」という念押しなのではと感じました!

また、ロビンが壁画に描かれている「ドクロの右目に触れている」のも少し意味深だなと感じました。
“ドクロの右目”空島の黄金があった場所を指していた言葉ですが、再びドクロの右目に触れているのは空島の冒険を思い起こしているのでしょうか。
はたまた、右目にはまだなにか謎が残っているのでしょうか。
…意味深です

 

1.モモの助

チョイ見せでも明らかになっておりました、モモの助の奮闘!
花の都から少しだけ遠ざけているようです。

そこへモモの助は誰かに呼ばれている様子。
これはストレートに考えれば象主ですよね。

ただ、”呼んでいる”ということから、「言われた通り来たよー」っていうことなのか。
それとも、「突然来たよー」という感じなのか。

モモの助は象主から出発する前に象主と会話するということを言っていました。
会話したシーンは描かれてはいませんが、象主がワノ国に来たことに繋がるのでしょうか。そうなれば、「言われた通りきたよー」になるかと思いますが、如何に。

ストレートに考えなければ象主以外の声となりますが、、、

花の都から順調に遠ざけられていて、そこへ味方の象主も来たら、花の都への落下への心配は無くなりそうです。
鬼に金棒ならぬ、モモにズニーシャですね。
ただ、こんなにも何も波乱が無く、焔曇綱引き対決は決着となるでしょうか。
鬼ヶ島の移動については、もう一段階、何か波乱がある予感がします。
それが何かは分かりませんが・・・

2.ライブフロアの戦い

先週に引き続き、キッド&ローVSビッグ・マムの戦いが今週も描かれました。

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ビッグ・マムは先週、このように最初からキッドとローに倒される運命だったのではないかという記事を書きましたので、そちらも併せてご覧になっていただければ幸いです。

さて、今週はキッドとローの言い合いからスタートです。
“キッドがローの技の後に派手な攻撃をしていること”をローは前座のようで嫌だといいます。2度目だと。
そして、とどめの攻撃でどっちが仕留めるのかというのを言い合います。もちろん両者とも最後の一撃を譲る気はないようです。
ただ、ローは体力の限界の様子で、次の攻撃が最後だということも話していました。

そんな二人を尻目に、ビッグ・マムは折れた右手とあばらにソウルを与えて復活します。
「ハイママ~♡」と二回言っているのは右手の骨とあばらの骨でしょうか。
自分の体をもホーミーズにしてしまうようです。
これについて少し考えてみます。

能力の“覚醒”とは、ドフラミンゴ曰く、「周囲に影響を与えること」といったことをドレスローザで発言していましたね。
その後に出てくるカタクリ、ロー、キッドはというと
カタクリ⇒ドフラミンゴと同様に周囲の“物質”に能力を与え、餅にする。
ロー⇒物質である武器“鬼哭”にROOMの能力を与え、改造自在刀となり、内部から波動をうむ。
キッド⇒自分以外の“他者”“物質”に磁気を付与(アサイン)することができる。

ローのタイプは“武器”ד能力”ということで、頂上戦争編で白ひげもやっていました。あのレベルなら普通の能力かのように覚醒を使っているということですね。

ここで、ビッグ・マムのソルソルを考えたときに、ソルソルははじめから“他者”からソウルを奪い、周囲の“物質”へ与えてホーミーズにしていることから、カゲカゲの実と同タイプの最初から覚醒のような力を使っております。

ただ、今回の追い詰められた戦いにおいて、自分の寿命を削って自身の体格や力の強化を行ったり、折れた骨やあばらにソウルを与えて回復したりするのを見るに、ソルソルの実の覚醒は“自身”に使って強化する“覚醒”なのではないかと思いました。HUNTER×HUNTERで言ったら“強化系”的な能力の覚醒といったところでしょうか。

 

3.大技の応酬

ビッグ・マムは続けて、プロメテウス・ヘラ・ナポレオンの合体技
「鳴光剣(メーザーサーベル)」を使います。
過去に出たメーザー砲の剣バージョンですね。

そもそもメーザーとは、「物質と電磁波との相互作用における誘導放出を利用してマイクロ波の増幅、発振を行わせる装置」のことのようです。
なんだか難しいけど、やってることキッドとローの能力みたいですよね。
電磁波は、電気と磁気が相互に変化して伝搬していくものですから、ジキジキにも関わりそうですし(ラストに電磁砲撃ってますし)、電磁波は“波動”でもあります。オペオペっぽいですよね~。
そもそも、オペオペで電気を生み出すことも出来るので、やはり少し前に考えた冒頭の記事にあるビッグ・マムとキッド&ローは元々似たもの同士というか、因縁が数多くあるように思えます。

そんな「鳴光剣」を振り回すビッグ・マム。
キッドの「磁気大魔牛(パンクコルナ・ディオ)」が斬られますが、
「ムダだ!!元々鉄クズ!!」と言います。
これは1002話の鬼ヶ島屋上で「壊風」を放ったカイドウに言ったセリフ「元々鉄くず」と同じです(カタカナとひらがな表記が違いますが)。
きっとこれは、ルフィで言うところの「ゴムだから」のようなキッドの決め台詞なのでしょう!
冒険の中でたくさん言ってきたんだろうなぁ~
「ファッファッファ」って横で笑うキラーが目に浮かびます。

そして、ビッグ・マムは「何十年も“君臨”してたんだおれ達は!!!てめェらが…!! ミルク飲んでた頃からよォ!!!」と言います。

ここで馬鹿正直にキッドとローの年齢を考えます。
キッドは23歳、ローは26歳です。
改めてローのほうが3つも上だなんてなんだか変な感じしますね。笑
精神年齢はどっちも10代なような気がしますが、置いておいて、彼らがミルク飲んでた頃は22~25年前ぐらいになります。
ビッグ・マムは“おれ達”と言っていることから、カイドウも含めての発言かと思われます。
カイドウとビッグ・マムはロックス海賊団に所属し、ゴッドバレー事件を起こした頃はまだただの船員です。これは38年前の事件です。
そして、おでんの過去編にて、33年前頃に「世界の海でロックスの残党達が勢力を広げる」というナレーションがあったことから、33年以後である22~25年前ぐらいから“君臨”していたという言葉に矛盾はありません。

また、カイドウとオロチが結託して武器工場を作り始めるのは26年前頃であります。
このことから、カイドウとビッグ・マムは22~25年前頃から「“君臨”していた=“四皇”だった」ということなのかもしれませんね。

シャンクスが6年前から四皇で比較的最近であったということが言われていたことから、これもシャンクス(あと黒ひげ)を除くカイドウやビッグ・マム、白ひげは何十年も四皇だったことの裏付けになりそうです。

 

さて、その後、キッドは付与(アサイン)を二度使用します。これで覚醒は3回使用ですね。
「“S”」「“N”」とS極とN極を自由に付与できるようです。
そんなS極のビッグ・マムに大魔牛は突進しますが、間一髪N極がついた塔ごと引きちぎって防御します。

その後、“母訪砲(バホウほう)三千里(ミザリー)”という大技を放ちます。
これは「鳴光剣」からナポレオンのみ残った形で放たれていることから恐らく“炎”と“雷”の力「プロメテウス×ヘラ」の技でしょう。
これはこちらのツイートのように考えました。

ホラー映画のミザリーに出てくる悪役女は、主人公の小説家に異常な執念を持って癇癪を起こしてしまうストーカーの女性のようです。幽霊とかのホラーではなく人間の女性なのです。
この「ストーカー女」という要素を「母を訪ねて三千里」のタイトルに併せて技にしてしまう尾田先生のセンスがもう。すごすぎます。。。
これはマムのソウルが与えられたホーミーズ達の技ですから、「母を訪ねて三千里」の“母”とは恐らくマザー・カルメルのことで、ミザリーが示す癇癪を起こすストーカー女のイメージはリンリン自身のことでしょう。

なんだか少し悲しい気持ちになりますね。
マムは今でもカルメルに会いたいのでしょうか。
かりそめの母の存在を追い求め続けているのでしょうか。

4.大トリ

次に動いたのはローでした。
ローは無言で「K・ROOM」を鬼哭に纏い、マムを貫通し、鬼ヶ島上空からワノ国本土へ届くほどの長さにまで鬼哭を伸します。覚醒技はこれでキッドと同じ三回目です。
「“穿刺(パンクチャー)”“波動(ヴィレ)”」という大技を放ち、鬼ヶ島上空からワノ国までたたき落としながらマムの体と鬼ヶ島とワノ国の大地に波動を生み出しました。
結果、マムには大ダメージ、鬼ヶ島とワノ国には大きな穴が空きました。

この大きな穴を目撃していたのはヤマトとモモの助の二人
この描写にはまだなにかありそうです。鬼ヶ島のピンチを救う二人が大きな穴に気づくというこの状況。
事態が好転する何かを閃いて欲しいところですね。
私は以下のツイートのようなことしか思いつきませんでした。

冒頭でローは次の攻撃が最後といっていたように、最後の大技を放ち終わり、「やれ!!ユースタス屋!!!」と言います。
キッドは「おれに指図するな!!!」と言いながらジキジキで作った砲台のようなものをひっさげて鬼ヶ島から落下してきます。
それを確認したローは口角を上げます。

このローが笑うコマ。たまらないですね。
ついさっきまでどっちがとどめの一撃を放つかで言い争っていたのに、気づけばローはキッドに“大トリ”を譲っています
「譲った上で、笑う」ということは、キッドの一撃を信頼しているということです。自分はもう攻撃できませんからね。笑うということはキッドの攻撃でとどめをさせるということに絶対的な信頼を置いているということになります。
戦いの中でお互いに信頼関係を築いている二人、アツすぎます。

最後に「倒せんのかい!!?おれはビッグ・マムだぞ!!!!」というマムに
「だから消すんだよ・・・!!!」というキッド。
ジキジキで作った砲台から“電磁砲(ダムドパンク)”を放ちます。
電磁砲ですから、ものすごい威力であることは想像しやすいですね。

現実の話でいくと、分かりやすい比較があったので、紹介させてもらいます。
拳銃が230~680m/sで、1秒間に230~680m飛ぶ速度です。
また、ライフル銃だと750~1,800m/sに跳ね上がります。
ジェルマの科学でもレイジュはプリンの銃で大けがをしていましたね。
一方、今回の電磁砲(=レールガン)はというと、最大速度8km/sに到達しているそうです。つまり、1秒で8,000mの速度です。ライフル銃の5倍ですね。
これがONE PIECEの世界でそのまま反映されるものとは思いません。が、銃と比べても格段に強い攻撃であるということは間違いないでしょう。

そして、読み方である“ダムド”とはThe Damned(ダムド)というイングランド出身のパンクロックバンドです。
これは度々になっちゃいましたが冒頭の記事のパンクロック対決にあるように、またキッドはパンクロック用語を出してきましたね!
1009話の鬼ヶ島屋上でキッドはビッグ・マムに「磁気ピストルズ(パンクピストルズ)」
1030話でライブフロアでビッグ・マムに「磁気激突(パンククラッシュ)」
今回1039話で「電磁砲(ダムドパンク)」
をそれぞれくらわせ、
イギリスのロンドンパンク御三家といわれているバンドは
・セックス・ピストルズ
・ザ・クラッシュ
・ダムド
であることから、元ネタはこれで間違いなさそうです。

そしてそして、最後にはローが「お前らの時代は終わりだ!!!」と言って今週号は終了です。
これは、「ビッグ・マムだぞ」と言われたキッドの「だから消すんだよ・・・!!!」の更にアンサーとなる言葉ですね。
“お前”じゃなくて“お前ら”であることから、ここにはビッグ・マムだけではなくカイドウのことも指したセリフとなっており、三船長の絆を感じます
ローは先ほどの笑顔から「キッドのことを信頼している」と書きましたが、ルフィのことも同じく絶対的な信頼を置いているということをこのセリフから読み取れるかと思います。

この人たち、お互いの事めっちゃ好きじゃん。
好き。

 

5.最後に

今回の話も語りたいところたっくさんありましたね。
アツすぎました~!

タイトルにある「大トリ」ということで、
トリがいくつもある中での最後が「大トリ」と言うことから、
私は紅白歌合戦的な要素も含めていて、パンクロックで締める。ということなのかなと思いました。以下のツイートもご覧ください。

そして、「大トリ」というからには、つまりは“最後”ということで、決着になりそうです。
すごいですね。「四皇」という言葉がはじめて出てきたのは45巻第432話でガープの口から語られました。この時は白ひげの名前しか語られませんでしたが、手の届かないほど上にいた「四皇」という存在を、主人公ルフィではないライバル船長達が倒す。
これは本当に長いONE PIECEの歴史において、前代未聞な出来事であり、新時代の幕開け・時代のうねりを感じます
いやぁアツい。

そして、これはホーキンスのタロットカードならぬストローマンズカードで暗に示されておりましたね。
1029話「塔(タワー)」において、「塔」のカードがでた際に隠された意味として、
「古きものの崩壊 新しい道」という占いが出ておりました。
この塔の元となっているタロットカードには塔に雷が落ちて、男女が落下しております。
以上のことから、以下のツイートのように考えました。

塔が「鬼ヶ島&鬼哭」
雷が「電磁砲(ダムドパンク)」
男女が「キッド&ローとビッグ・マム」ということです。

最後に、令和3年11月2日に考察していたこちらの記事。

onepiece-banbi.com

こちらは簡単にいうと、ビッグ・マムの記憶・人格が戻り、リンリンに戻すのはこのキッドとローの二人だ!というのを、根拠等つらつらと書いている記事になりますが、現状少し風向きが怪しいです。

が、ハズレだと諦めていません。
ボロボロになったビッグ・マムが暴走モードとなるところに、覚醒のいらないシャンブルズか何かでカルメルの魂を除いて、キッドの攻撃の衝撃で記憶が戻るのでは無いかと考えています。
うん、諦めたくないだけです。笑

以上です!!
ほぼ丸々一話戦闘回なのにも関わらず、めちゃくちゃてんこ盛りに語っちゃいました!

ここまで読んでいただきありがとうございます!
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感想(1727件)

ビッグ・マムは初登場時からキッドとローに倒される運命だった説!【ONE PIECE考察】

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こんにちは!
考察や感想をマイペースに書いているばんび (@ONEPIECE_banbi) / Twitterと言います!
ジャンプ"1038話"と"1039話のチョイ見せ"みましたでしょうか!
まだの方はブラウザバックしてください!

1038話では「キッド&ローVS.ビッグ・マム」というタイトルで、瀕死だったキッドとローは、船員を傷つけられ、ルフィの元へ行こうとしたマムを、2人の大技で見事に引き止めることが成功しました。そして、2/4(金)のチョイ見せで明らかになりましたが、引き続きライブフロアの3人の戦いの続きが描かれそうです!

"VS"とつくサブタイトルの後には決着の流れがほとんどです。
例外はルフィ戦でチラホラありますが、ココ最近、特にワノ国においては例外は無いものと考えてます!
1039話でビッグ・マムは敗れるのではないでしょうか!?
果たしてどうなるか、楽しみですね!!

そんな今激アツなビッグ・マム戦。
ビッグ・マムが登場した最初からこの戦いを描くことを決めて登場させたのではないかと思いました。
つまり、キッドとローが活躍する為の四皇として強敵ビッグ・マムはうまれたキャラクターだと私は考えます。
なぜそう思ったのか、その経緯について、今日は書いていきたいと思います!

1.初登場の時系列の整理

まず、前提として、キッドとローが活躍する為の四皇として位置づけられたと考えるためには、キャラクターが生み出された順番について、キッドとローが先に登場していなくてはいけないと思うので、時系列の整理をしてみます。

キッドとローが初登場したのは作中の2年前。
シャボンディ諸島にて、第498話で登場し、その後、人間屋ヒューマンショップにて明らかに他の超新星よりも目立った形の”ルフィのライバル的な存在”として位置付けされていました。

ビッグ・マムはその後、魚人島編終了際の第651話で登場しました。
ローラの親であるため、スリラーバークの頃から「強くて昔からトップの座にいる女海賊」が登場するというのは決まっていたとは思います。
また、頂上戦争編の終了後に"キッドの口から"四皇の存在が語られ、その際に「ビッグ・マム」という名前が初登場しました。
その後、正式な登場は新世界編の第651話となりました。

また、キッドやロー含む11人の超新星はシャボンディ諸島編を盛り上げるために短時間生み出されたキャラクターということが分かっておりますので、尾田先生の構想の時系列的には
「強くて歳が結構上の女海賊を四皇として登場させる(スリラーバーク)⇒キッドやローのキャラクターを生み出す(シャボンディ)⇒四皇ビッグ・マムという存在がいることを明かす(頂上戦争編)⇒ビッグ・マム正式に初登場(魚人島編)」
という時系列となり、設定を固めきったのは、”正式に初登場となった魚人島編”もしくは、”名前が出た頂上戦争編後”なのではないかと考えました。

「キッドの口から四皇ビッグ・マムの名が作中で初めて語られた」というのも今回の説の根拠の1つ、1つの因縁になりそうです。
これについては答えが出ないので、仮説として、一旦、スリラーバーク編では大まかな設定はあったが、ビッグ・マムとしてのキャラクターは名前も含めて、キッドとローが登場した後の頂上戦争編~魚人島編で設定が固まりきったと仮定します。

この仮定を頭に入れていただいて、下記「2.」以降の彼らの因縁を読んでいただければと思います。

2.パンクロック対決

キッドについて、彼は髪を逆立たせて、パンクロック系な服装であります。
これは、技にも現れており、
「磁気魔人(パンクロットン)」
「磁気弦(パンクギブソン)」
「磁気大魔牛(パンクコルナ・ディオ)」
これらは明らかにパンクロック系な技名ですよね。
それぞれ詳しく見ていくと
「パンクロットン」の”ロットン”とは、「rotten=腐った、不潔な」という意味もありますが、恐らく、世界的有名パンクロックバンドのセックス・ピストルズのボーカル”ジョニー・ロットン”から来ていると思われます。

これは「パンクギブソン」にも通じます。
ギブソンは”弦”と書いて”ギブソン”です。
これは世界的に有名な楽器メーカーの「ギブソン」から取っていると思われ、セックス・ピストルズのギタリストのスティーヴ・ジョーンズが愛用していたギターも「ギブソン」だそうです。
ギターだから”弦”というわけですね。

最後に「パンク コルナ・ディオ」の意味を考えます。
”ディオ”はイタリア語で”神”を意味します。
”コルナ”とはイタリア語で”角”を意味し、人差し指と小指を立てた時のジェスチャーをコルナサインと言います。これはロック共通のフォームとなっており、「Rock on(めいっぱいロックしよう)」というサインのようです。
この技名は”角”と”神”を意味して「牛の大技」という意味もありつつ、「俺が尊敬してやまないパンクロックを一緒にしようぜ」的な意味にもとれそうです。

更にはキッド海賊団の船は「ヴィクトリアパンク号」でここにも”パンク”とあり、
キッドの趣味は「音楽鑑賞」ということが分かっております。

以上のことから、キッドというキャラクターは”パンク・ロック”と関連づけられているものだということがわかります。

一方、ビッグ・マムですが、ビッグ・マムが関連する回のサブタイトルを意識してまとめてみました。以下の通りです。

第866話「NATURAL BORN DESTROYER」
第867話「HAPPY BIRTHDAY」
第900話「BADEND MUSICAL」
第902話「END ROLL」
第951話「RAMPAGE」
第1013話「Anarchy In The BM(ビッグ・マム)」

このように英語を使用したサブタイトルにはビッグ・マムが関係している話が多いです。その根拠として、866話以降のビッグ・マムが関連する話以前については、
”SAD”や”SMILE”、"LUCY"などの固有名詞を除いていけば限りなく少ないです。キチンと数えた訳ではありませんが、恐らくざっと見た感じ10話以下に収まるでしょう。
それなのにも関わらずWCI編に入ってからビッグ・マム関連になった途端に増える上記のようなサブタイトルの数々。。

これはつまり、意識されてビッグ・マムというキャラクターにこのようなサブタイトルがつけられております。
なんだか音楽を連想させるような、アーティスティックで、ロックな印象のサブタイトルですよね。
極めつけは1013話「Anarchy In The BM(ビッグ・マム)」
これは「Anarchy In The UK」というセックス・ピストルズの楽曲をもじったものだと思います。
はい、また出てきましたセックス・ピストルズ!
尾田先生はセックス・ピストルズが好きなのでしょう。

この楽曲の意味としては「イギリスは無秩序」
これがわざわざ似たような形でBM(ビッグ・マム)とされているので、「無秩序なビッグ・マム」ということになりますね!

これが意識されて描かれた、キッドとビッグ・マムの因縁1つ目
”パンクロック対決”というわけです!

3.アナーキーVS法律

先ほどの部分で長々と説明しましたが、結論としてビッグ・マムは無秩序(アナーキー)であるということがサブタイトルや言動・行動で現れています。

今度はローのほうです。
ローは英語表記でTRAFALGAR LAWと表記され、「LAW」というのは直訳で「法律・秩序」といった意味です。

ここは多くは語らなくてよさそうですね。
ビッグ・マムとローには
「”無秩序”VS”秩序・法律”」という対義語対決という因縁があるのです。

4.ナポレオン

ビッグ・マムの特別な魂が入ったホーミーズにはプロメテウス・ゼウス・ヘラとナポレオンがいます。
プロメテウス・ゼウス・ヘラの実体がない組はギリシャ神話に登場する神々の名ですが、実体のある帽子・剣のナポレオンはご存じの通りフランスに実在した革命家の名前です。

そんな彼の戦いを以下に2つ挙げます。
1805年「トラファルガーの海戦」
1815年「ワーテルローの戦い」

これはどちらもイギリス対ナポレオン率いるフランスの戦いで、どちらもナポレオンは敗戦しております。
トラファルガーとワーテルローはそれぞれ岬と市です。場所を示しています。
つまり、"トラファルガー"と"ワーテルロー"でナポレオンは負けたのです。
ここももう説明はほぼいらないですね。
”トラファルガー・D・ワーテル・ロー”対”ビッグ・マムのナポレオン”には、
ナポレオン側が敗戦するというネーミングによる因縁があるのです。

ここで、ナポレオン側がフランス敵がイギリスで、トラファルガーなどは場所を表すと言いましたが、イギリスにはもう一つ因縁がありますね。
先ほどのセックス・ピストルズをモチーフにしていた数々の技名を持つキッドですが、セックス・ピストルズはロンドン、つまりイギリスが出身です。また、先ほどの楽曲のUK=イギリスです。
やはり、ナポレオン率いるフランス(ビッグ・マム)対イギリス(ロー・キッド)のイメージから、ビッグ・マムとキッドとローには因縁があるようにしか思えません。

5.その他

その他にも思いついたけど、多くは語らなくて良いものが2点あります。
まずは、ビッグ・マムは癇癪を起こす程の大食らいです。
最近は若い頃に比べてかなり大きく太っていますし、明らかに食べる物のバランスも偏っていて健康的ではない食生活ですよね。
一方、ローは”死の外科医”=医者です。
このことから、
「生活習慣病VS医者」という構図も出来上がります。

次にキッドについてももう一つ。
キッドはKID、つまり名前の意味としては「子供」です。
一方ビッグ・マムは「偉大な母」
このことから、「子VS母」の構図も成立してしまいます。

また、感想記事でも触れましたが、「大魔(コルナ・ディオ)」と唐突にコマに入り込んできたチョッパーが発言した「トラ男」から、牛と虎=丑寅も表しており、これの根拠として「丑寅の時刻は2時~4時」を指し、1038話の表紙は「ニジとヨンジ」でした。
そんな丑寅が示す方角は「鬼門」と言われ、古来より忌み嫌われております。
相手はビッグ・マム。ビッグマムは以下の理由から赤鬼のイメージだと考えます。

これらのことから、キッドとローの「丑寅コンビ」が鬼を表す方角を指しているのなら、その方角・視線の先にいるのは”赤鬼”ビッグ・マムということになりそうです。
これらも因縁と言えるかもしれませんね。

 

以上、数多くの関連づけがあり、ビッグ・マムが登場した当初からキッドとローに倒される運命だったとしか思えないキャラクター設定だと思いましたが、少しでも共感いただけたでしょうか!

ルフィに倒される運命もあるかもしれませんし、そのような伏線も確かにありますが、以下のように考えています。

また、キッドとローはビッグ・マムと戦って、ビッグ・マムは記憶を取り戻し”リンリン”になると以下の令和3年11月2日にUPしたブログ考察で考えています。

onepiece-banbi.com

心優しき”リンリン”となる。
これが実現すると、
・リンリンがサンジから受けたウエディングケーキの恩
・プリンとサンジの再会
・カタクリがルフィの味方に?⇒口元に被せてもらった帽子を返しに来る(シャンクスの対比)
・マザーカルメルの伏線回収
・お玉とおリンの関係性
・ペコムズに救いの道が
といったようなことが予想・妄想でき、
”第900話「BADEND MUSICAL」”ならぬ、
物語が「HAPPYEND MUSICAL」となりそうな要素ばかりです!

 

今回は以上です!
ここまで読んでいただきありがとうございます!
今回は考察というよりかは分析?に近かったかもしれませんね。
考察にとらわれず、時間の許す限りワンピースに関して色んな角度から色んな記事を書いていきたいと考えています!

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1038話「キッド&ローVS.ビッグ・マム」【ONEPIECE感想】

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こんにちは!
考察や感想をマイペースに書いているばんび (@ONEPIECE_banbi) / Twitterと言います!
ジャンプ最新話感想、今回も書いていきます!

今週も情報量がえぐかった!面白かったー!
早速、感想を書いていきますねー!

 

0.「カカオ島ショコラタウンに捕まるニジ&ヨンジ」

ジェルマ66あゝ無感情海遊記Vol.3ですね~
前回のVol.2では「ためいきのジャッジ」というタイトルでした。
”ためいき”の原因はニジ&ヨンジが捕まっているというところにあったのかもしれないというのが今回分かりましたね~!

ジャッジとレイジュは改造で”無感情”にはなってません。
放心状態のためいきにより無感情になっているというスタートなのかもしれませんね。

ショコラタウンにはモンドールのブクブクの実で捕まるニジ&ヨンジを見つめるオーブンとプリンちゃん。
本の後ろにはアマンド?らしき人影もありますね!


1.雷ぞうの覚悟

チョイ見せで明らかになってました!
雷ぞうは身体に燃え移った火も耐えて我慢比べに持ち込んでいます。
これはおでんの伝説の1時間で熱気ですら弱音を吐いていたころの雷ぞうとの対比でもありながら、おでんのみならず
ゾウで同じ赤鞘のイヌアラシとネコマムシに守られた件もあっての覚悟かと思います。

ひたすら熱気に耐えながら、雷ぞうに勝算はあるのでしょうか。
マキマキの書物が燃えたらブクブクと同じように中身が飛び出てくるのでしょうか?
もしそうだとしたら、雷ぞうの”勝算”はそこにあるかもしれませんね。
そして、それのヒントとして、今回の扉絵と1ページ目をブクブクとマキマキの雷ぞうにしているのかもしれません!

その後、場内2階において、侍たちをかばって天井の崩壊を止めるジンベエが描かれました。
比較的ダメージが少ないジンベエ。
この後、どう動くのでしょうか。

 

2.ゾウの薬

ライブフロアの描写から、チョッパーがベビジジーの状態から普通に戻りました!
チョッパーは「戻った!!小さく弱くなるのが副作用か」と、シーザーと共に作った薬の副作用を分析していました。つまり、逆に言うと「一時的に小さく弱くなる」という副作用のみであるということですね。

チョッパーはそんな自分の小さな副作用は置いておいて、ゾロを心配します。
ゾロが飲んだゾウの薬は「”超回復”と引き替えに後で”倍”のダメージが来る」とのことで、動けない程の重傷の”倍”のダメージの副作用に対して、チョッパーは心配しています。

チョッパーは知りませんが、ゾロは1人でカイドウとビッグ・マムの大技”覇海”を受け止めたダメージによって動けなくなっていました。
そして、超回復後はルナーリア族である大看板のキングとの決戦を経て、現在副作用を受けるところといったところで、
つまり、「”覇海”×2(副作用により倍)+キング戦ダメージ=薬がきれたときゾロが襲われるダメージ」ということだと思います。

そんなゾロサイドの描写にうつります。
禍々しいオーラのようなものを纏った大鎌を持った死神がゾロを襲う瞬間だけ描写されました。
これ、私は3通りぐらい思いついたことがあります。
①ブルック説
⇒ダメージの副作用により、限界の状態で幻覚を見て、現実世界の”ブルック”が死神にみえた

②単純に幻覚説
⇒ゾウの薬の副作用の恐ろしさにより純粋に幻覚を見ており、ダメージが押し寄せる感覚=死神に襲われるものとゾロには感じている。

③黄泉の国編突入説
⇒ゾロが本当に生死を彷徨い、ゾロが黄泉の国へ行ってしまい、黄泉の国編がワノ国編の後に突入する。

これ、①>②>③っていう具合に可能性高いかなっていう順番に並べてるんですが、①が一番ありえそうかなぁって思ってます。
というのも、チョッパーが心配していて、読者の心配を煽った直後に、ゾロの前に死神が登場するというのは、読者としては「え?ゾロどうなっちゃうの??チョッパーも心配してたし、本当に死んじゃうの?」っていう不安感をストレートに感じるように構成されていると思われます。
これが実は「ブルックでした」となったら、読者としては「あぁ良かった」となるのと同時に「いやブルックかーい」ってツッコミを入れられるワンピースらしさもありつつ、「ゾロが幻覚を見るぐらいヤバかったんだ。スリラーバークの最後のダメージ越えたな」という印象も与えられると思ったからです。

②はブルックが無い①みたいな感じですね。

③については、ブルックの能力によって、”黄泉の国”というのはハッキリと存在自体はあることがわかっており、菊之丞の剣術とブルックの黄泉の冷気は同一のものであると考えられることから、ワノ国は黄泉の国と密接に隣り合っている可能性もあります。
だからこそ、空船があって、亡き人へ想いが届くのかも!
そして、センゴクが言っていた、大物がワノ国に拘る理由というのも生きている人が黄泉の国へ出入りできる入口のようなものがあるとしたら納得できますね。
ただ、ルフィが「この戦いに勝って!!今までで一番でっけェ宴をやろう!!!」と言っていたセリフが、宴どころじゃなくなって、ジンベエの仲間入りを祝う宴がまた先延ばしになってしまうので、可能性は低そうです。
しかし、黄泉の国に行くということがある方向で考えたとすれば、ブルックだけでゾロの魂を取り戻しにいくという展開が鬼ヶ島の戦いと平行して描かれるという可能性もあるかもしれませんね。死神VS.ブルックということです。これならヨミヨミの力を使うということで世界観も壊さず、ゾロの命を救うわけですからブラックマリア戦で九忍しか倒してないブルックはここにきて大活躍!ということになりますね!

この③に裏付ける根拠というか、1つ思うのが少しだけ出てきたフランキーの一言「ゾロのヤローどこまで行ってんだ!?」は”黄泉の国”まで行ってしまうという示唆だったりすると、考えたくないですが、根拠の1つになりますね。

3.イゾウとCP0

城内1階天井裏から城内1階まで飛び降りるイゾウ。
なんと、百獣海賊団の軍団にダメージを負ってしまった様子。
まぁそもそもカイドウ対赤鞘九人男の時点でイゾウも含めて全員満身創痍でしたから、カイドウとの戦いの後にあれだけ動けている時点で超人的なんですが。笑
そんな状態でジャックやペロスペローに勝つイヌアラシとネコマムシはやっぱり化け物だなぁとも思いさせられるシーンでした。

そんなイゾウはCP0の二人と遭遇します。
ドレークを倒したCP0は少し元気が無い様子です。笑
やはりドレークはコマ的にはあっさり倒されていましたが、善戦していたのでしょうね。
CP0を引き留めるイゾウ。かっこよかったです。
カチャっと銃を構えることから、戦うものかと思いますよね。
ただ、ルフィは抜きにしても、キッドやロー等と一緒の超新星の船長であるドレークが敵わなかった敵×2にイゾウは何ができるのでしょうか。

私的には戦うのではなくて、何かしらの利害が一致する”交渉”をするのではないかなぁと何となく考えています。

また、CP0が言っていた歴史的な罪って・・・頂上戦争のことですよね?

こんな感じのつぶやきをしましたが、真相は如何に。

4.火前坊とヤマト

はい、火前坊、ついに武器庫に来ちゃいました。
いやーこれ、前々から考えていたこちらの予想は大外れということになります。悲しい。

onepiece-banbi.com

これ、ブログ始めた初期のほうの記事なので、結構思い入れもあって、ハズレとなるのは悲しいです。笑

ま、気を取り直して、ヤマト対火前坊なわけなんですが、「火前坊はしゃべる」ということが今回わかりました。笑
完全に妖怪ですね。
そして、今更ですが、絵を描いただけで、”炎”という属性も付与できてしまう、更には意思を持って話すこともできちゃうフデフデの実の力って結構チートですよね。
これは、カン十郎が気絶したままだと思いますので、以前おでんを描いたときに言っていた「遠隔は体力を消耗する」という設定は恐らくこの火前坊には適応されていません。
カン十郎の意思から離れて自動操縦状態だと思いますので、これはもしかしたらフデフデの実の覚醒かもしれません。

そんな火前坊にヤマトは「馬幻刃(まほろば)」という氷の技を繰り出します。
”まほろば”とは・・・素晴らしい場所、住みやすい場所
という意味の古語ですので、ヤマトがこの技を放つというのがなんとも悲しいです。しかし、ヤマトは未来のワノ国を願って放っている技ですので、この戦いの後、ヤマトや住民にとってワノ国が”まほろば”となる日も近いでしょう。

また、火前坊という妖怪はそもそもが、「現世に未練があって極楽往生できなかった僧の霊」だと言われているため、このカン十郎の未練の塊が「オロチ様・・」といっているのはやはりまだ何かあると思ってます。
オロチについていくことが”後悔・未練”であるとするならば、先ほど貼った記事のように最終的に火前坊が向かうのはやはりオロチなのではないでしょうか。
その一助となるのがヤマトとの対話かもしれませんね。
フーガと火前坊を味方につけるとすれば、それは正に”王の資質”!覇王色の覇気は伊達じゃ無い!となりそうです


5.キッド&ローVS.ビッグ・マム

今週はやはりこのシーンにもってかれましたねぇ。
色々と起きている鬼ヶ島の戦いにおいて、キッドとローが四皇のビッグ・マムと戦うというのは、これまでのワンピースの長い歴史においても普通なら無かった展開の「ルフィ以外がボス級の敵と戦う」という描写になりますよね。
これはやっぱり特別感があって、なおかつそれがライバル船長二人というのが熱いです!

そんな二人がビッグ・マムにボロボロにされるところから今回は描写されていますね。
船長がボロボロにされて、それぞれの船員達も心配していますが、ビッグ・マム相手には為す術もありません。
矛先が船員・仲間達に向かい、倒されるのを見て、更には、カイドウの元に向かおうとするビッグ・マムを見て、キッドとローは焚きつけられます。
それぞれの船員・仲間を傷つけるのを許せなかったのと同時に、ルフィにもその”仲間”と同じ感情が働いたのではないでしょうか。
「仲間を傷つけんじゃねェよ」と闘志を燃やしたんだと感じました。

その後、ローは覚醒技「K・ROOM(クローム)麻酔(アナススィージャ) 衝撃波動(ショックヴィレ)」を放ちます。
これは1030話で覚醒をはじめて披露した回と同じ技であり、二度目の披露となりました。
気になったのは「K・ROOM」とKとROOMの間に中点が追加されていました。
きっとこれは1030話が単行本102巻に掲載されるときに修正されるのではないかなぁと思いました。(細かくてどうでもいいですかね。笑)

今回、鬼哭が大きな刀になるわけですが、これはROOMが通常技で、自分の体を中心に空間をつくりだし、「改造自在人間」となるわけですが、
その能力の覚醒は、やはり物質に作用し、”武器”鬼哭に作用させて、オペオペの力によって「改造自在刀」に変えているから自在に大きさを変えられ、内部から波動を生むことができるものと考えます。
これはグラグラで白ひげも実はやっていたものと考えます。武器にグラグラの力を作用させるという覚醒です。

そんなシーンの間に同じライブフロアにいるチョッパーがわざわざ「トラ男」と言っていました。
このシーンについて、何故特筆したかというのは後述します。

ちなみにこの覚醒技の時、頭と右手に貫通し、右手からナポレオンが消えていたことから、ビッグ・マムは落としてしまったと思われます。右手に大きくダメージが残るとするとかなりビッグ・マムは不利となる気がします!

その後、キッドは”覚醒ではない”技である”磁気大魔牛(パンクコルナ・ディオ)”という大技を放ちます。
これを見たモブ達は「巨大化ビッグ・マムよりでけェ」と言っていることから、大技ではあります。が、やはり覚醒ではない技というのは少し引っかかります。
覚醒は特別であるという念押しのように感じ、やはり、前回の”伝説の悪魔の実”はこちらのように考えたとおりジキジキの実なのではないかと改めて思いました。

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さて、この時キッドが言った、ビッグ・マムに対してのセリフ
「(四皇の首より)今はなぜか別の目的に動かされてる気がする…」
このセリフ熱かった!
これはルフィのことを信じて、死んでもいかせないという覚悟であり、ルフィをライバルと認めつつ、仲間でもあるという意味だと思います。あのキッドがこれを言うのはめちゃくちゃ熱いです。
これはすなわち”ルフィに命を賭けた”ということだと思います。

麦わらの一味じゃない海賊船の船長二人がここまでするのが本当に熱いですね!

そして、最後に先ほど書いた、わざわざ差し込まれたチョッパーの「トラ男」発言、それから、今回覚醒じゃない大技の「磁気大魔牛」
これはつまり牛と虎=丑と寅です。
丑と寅が指す方角は「鬼門」と呼ばれ、「鬼の出入りする方角」という意味であり、不吉な方位として忌み嫌われております。
建築においては「この鬼門の方角に出入り口を設けるな」と言われているようです。鬼が出入りしちゃうからですね。
つまり、今回鬼ヶ島の二人のボスの内の一人ビッグ・マムをキッドとローが”通せんぼ”したわけですが、これはキッドとロー二人が鬼門を表していることから、「そっちに出入り口はねェぞ、ビッグ・マム」ということなのではないかと思いました。

そして、丑寅の方角は「鬼門」ですが、丑寅の時刻はというと、
「丑が2時、寅が4時」を指します。
そして、今回の扉絵は・・・「ニジとヨンジ」です。
これってはたして偶然なのでしょうか。
尾田先生にひたすら脱帽です。

最後に、ちなみにですが、キッド&ローとビッグ・マムの戦いは11月2日に考えたこちらの記事で決着を予想しております。
気になる方は読んでみてください!

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