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カイドウの言葉「死は人の完成だ」に隠された真実!カイドウは政府の人造人間最高傑作説!【ONE PIECE考察】

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こんにちは!
ONE PIECEの考察や感想等を発信しているばんび (@ONEPIECE_banbi) / Twitter
と申します!

今回は、カイドウの謎、秘密について、とことん解明していこうと思います!
前回のこちらの記事を読んでいただいた後に読んでいただけるとより楽しめるかと思います!

banbi-onepiece.hatenablog.com

※1036話の話まで含まれております。まだ未読の方はブラウザバック推奨です。

 

1.百獣海賊団

百獣海賊団のネーミングとしては、恐らくSMILEの能力者や古代種の能力者がたくさんいるからだと、我々読者は思い込んでおります。
実際そうですし、本当にそう言う意味なのかもしれません。

しかし、思い返してみると
麦わらの一味
赤髪海賊団
ビッグ・マム海賊団
黒ひげ海賊団
ロジャー海賊団
ロックス海賊団
白ひげ海賊団
など、大物たちを挙げても船長のことを指している海賊団ばかりじゃないでしょうか。

また、1035話において、カイドウが海賊団を作ったのはキングと出会った直後の様子が描かれました。
2人の時点で「百獣海賊団」と名乗っていたかはわかりませんが、仮にそこで「カイドウ海賊団」等としていたら途中で変更する必要がないように思えます。
最初から「百獣海賊団」だったのではないでしょうか。

これは、ドフラミンゴがSMILEの製造を始めた時期からも裏付けます。
ドフラミンゴは
「時代はSMILEさ」
と言っていたように、ここ最近はじめたことだと思われます。
また、パンクハザードは4年前にシーザーの実験により3分の2が爆発しました。シーザーはその後に逮捕され、監獄船から脱走し、1年後にパンクハザードに戻ってます。
このことからどれだけ古くても3年前頃からSMILEを製造し始めたのでしょう。

「まだ四皇と呼ばれて6年」とシャンクスは言われていたぐらいです。
カイドウがそれより前なのは明白でしょう。

・SMILEの能力者はどれだけ古くても3年前から
・四皇になったのはどれだけ早くても7年前より以前

つまり、SMILEの能力がない時代でも、四皇「百獣海賊団」だったということになり、
百獣とは、カイドウ1人のことを表した言葉であると考えました。
一旦、百獣=カイドウと考え、古代巨人族+様々な動物等を詰め込んだ存在だと仮定します。

2.ビッグ・マム

ビッグ・マムはカイドウのことをのように思っていると言っていました。
種族そのものではないが、たくさんの動物が混ざった存在だとすると、珍獣マニアのビッグ・マムが可愛がる最大の理由になるのではないでしょうか。

古代巨人族だけではなく、たくさんの動物、種族が混ざった存在。
だからカイドウが巨人までは大きくなく、オーズ等に似た角が生えており、
最強"生物"と言われる所以なのではないでしょうか。

これは、1036話でカイドウがルフィへ「人類の限界」という言葉を発していた理由にもなると思われます。

 

3.八茶

カイドウが率いるナンバーズはパンクハザードの古代巨人族の実験により生み出された言わば人造人間。

八茶のみ年齢が公開されており
188歳となっております。

これはスリードなのではと考えました。
どういうことかと言うと、
その他のナンバーズはカイドウの年齢の59歳付近で
カイドウが正当なナンバーズの「八」である。

これは
・海賊旗に描かれた「八」
・カイドウの武器「”八”斎戒」棍棒

・カイドウの技「雷鳴"八"卦」
に暗に示されている。
こう考えました。

また、人造人間の「八」ということは=「人造人間8号」ということになる。
これは尾田先生が尊敬する鳥山明先生のドラゴンボールにおいて、心優しき人造人間で軍の"失敗作"として描かれておりました。
尾田先生はこれをリスペクトしつつ、逆に、人造人間の「八」=政府の最高傑作として描いているのではないでしょうか。

その後、時系列は不明ですが、抜けた「八」の部分を埋めるため、氷付けにされていた188歳の「八茶」の元の囚人である人間or巨人が改造され「八茶」としてナンバーズに加入されたと考えます。

これらが正しいと仮定したならば、
カイドウは自分と同じ境遇のナンバーズを買い取ったということでしょう。

そして、ナンバーズと同じ境遇だからこそ、古代巨人族のような角が生えているのでしょう。

メタ的なことを少し触れると、「ナンバーズ」という存在にはこれぐらいのトリックが隠されていないと、存在意義が少なすぎると思うのです。

 

4.不自然な逮捕回数

カイドウは海軍・政府に18回捕まっていることがわかっております。
しかし、海賊としては7度の敗北と言われています。
7回負けて、18回捕まる。
この11回の差は何が考えられるでしょうか。
捕まる=敗北ではないということです。

つまり、自ら政府に捕まっているのでは無いでしょうか。
政府が生んだ最強生物。
これは当時の科学からすれば偶然生まれた産物だったのではないか。
こう考えました。

パンクハザードは世界政府、海軍、そして、カイドウの鬼のようなマークが描かれております。

人体実験が繰り返されていたこともわかっておりますし、
超特大ドクロもありましたね。

世界政府は59年前に古代巨人族や多数の動物の血統因子を混ぜて偶然カイドウを生み出した

政府は何度も何度もカイドウを捕まえては血統因子等の研究をし、失敗しては、また捕まえて実験、そんな年月を繰り返した。

その一方で
その規格外の強さから四皇として世界政府の都合の良いように世界の均衡を保つ役割も与えられ、世界政府の良いように利用されていたのではないでしょうか。

政府と通じているからこそ、
・ワノ国の「開国」はさせない
・ナンバーズを買い取れた
・強い海賊を次々と配下に
こうすることで政府に都合のいい形としている。
こう考えました。

また、「一対一"サシ"でやるならカイドウだろう」と噂を流したのも世界政府であり、世界最強だということを世界政府からも後押しされているのではないかと思いました。
7度の敗北しているのに、なぜ?という疑問も解消されます。
この方が政府にとって都合がいいからですね。

しかし、一方でカイドウにも自我はあり、世界政府と協力体制を長らく続けていくうちに
自由なロジャーやおでんに憧れの感情を抱いているのではないでしょうか。

そんな伝説の海賊達を見て、こんな世界は退屈だと考え、おでんの死以降である20年の間に世界政府の協力を断るようになったと考えます。

「海賊は裏切る」
これはカイドウが語っていたことですが、海賊となったカイドウは近年、上記のような自我により、世界政府を裏切ったのではないでしょうか。

 

5.死は人の完成

人造人間という、生まれ方が普通の人間じゃないカイドウ。
しかし、ロジャーやおでん、白ひげのように強い人間がカッコよく去っていくその散り際を見て、
人として死にたい。
死は人の完成だ。
という思考になっているのではないでしょうか。

生まれ方が普通の人じゃないからこそ、人としての死にこだわっている。
ということです。

この思考による終着が
「世界最高の戦争」
これを起こすことで、カイドウは"最期"と言っており、
散り際とするのでしょう。

これが正しければ
おでんや赤鞘九人男、ルフィに対して抱いている感情にも繋がります。
カイドウはおでんの最期に「お前は語り継がれる」と言ってました。

伝説となり得る、語り継がれる男に殺される最後はカイドウにとって、最高の"死"なのではないでしょうか。

それは、人に忘れられない"死"

ヒルルクの言葉にある
人に忘れられた時が"死"
と対比、もしくは、意味が通づる形で描かれているような思想となります。

 

6.お前の名は?

名前又は名前に変わるものをカイドウは何度も何度もたくさん聞いております。
・20年前のおでん城でモモの助に
・現代、磔にしたモモの助に
・"何に"なるのか言ってみろ。とルフィに
・ルフィを落とした後、ゴムゴムのなんだって?
・龍の姿のモモの助に
・昔のパンクハザードでキングに

これは、カイドウ自身のコンプレックスの現れではないでしょうか。

どういうことかというと、
人造人間のためカイドウには名前が無かった。こう考えました。
仮に「8号」としか言われていなかったとします。
このことから名前に対して強い憧れを感じたのではないでしょうか。

 

お前も"ジョイボーイ"には…なれなかったか…!!
尾田栄一郎ONE PIECE」100巻1014話/集英社

ここでいう「お前"も"」は、恐らくカイドウ自身のことを指していると考えます。
1036話において、これはほぼ確定したと思われます。また、キングをきっかけかはまだわかりませんが、ジョイボーイにも憧れを持ったカイドウは、名前が無い自分に
joy boy=快童=カイドウ
と意味付けをして名乗ることにしたのではないでしょうか。
だからこそ、名前に対するこだわりを人一倍持っており、
他の人にも名前を執拗に尋ねるのではないかと考えました。

 

また、1035話と1036話においてカイドウとキングの過去が描かれてますが、「アルベル」と名乗らせてから「キング」と名乗れと、名前を"上書き"してます。

それに加えて、この過去編においてカイドウは1度も"カイドウ"と言っていませんし、言われていません。

これは"カイドウ"が上記の意味で、名無しの8号から"快童"という意味の名前に上書きしているのではないでしょうか。もしかしたらこの過去編の後にそうなった可能性さえありますね。

 

7.信念をくだく戦い~ルフィVS.カイドウ~

ワンピースは尾田先生もSBSで回答されている通り、
死亡による決着ではなく、信念をくだく戦いであります。

これは初期の東の海編からずっと一貫しているテーマです。

クイーンとキングはこちらでツイートした通り。

では、ルフィVS.カイドウの決着は?
予想してみます。

前述したカイドウ=ジョイボーイへの憧れが正しい場合、
ルフィがジョイボーイであることが決定づけられた瞬間に、カイドウをぶっ倒す!
こう考えます。
これは、ワンピースの根幹の謎にも迫りつつ、相手の信念を(カイドウは名前に対するこだわり)くだくことに繋がるからです!

 


以上です!
今回は前回書きましたカイドウの伏線まとめ
からの、カイドウの決着予想をしてみました。
結構自信あります。笑

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