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第1042話「枕詞は”勝者”にゃつかねェ」【ONE PIECE感想】

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こんにちは!
考察や感想をマイペースに書いているばんび (@ONEPIECE_banbi) / Twitterと言います!
ジャンプ最新話感想、今回も書いていきます!

今週はなんといってもラストシーンですね!!
あそこにすべてをもっていかれました。
本当に直前まで予想を全くしてなかった展開なのに、見せられると、「あぁ!そんな可能性があったか!たしかに!そうだよなぁ」ってストンと腑に落とさせてくれる尾田先生にはほんとに感服致します!
早速、感想を書いていきますねー!

 

0.「ニジとヨンジをホールケーキアイランドへ」


ジェルマ66あゝ無感情海遊記Vol.6ですねー!
これブクブクの本の表紙を見ると、「ヴィンスモーク」の本になってるので、まだ2ページしかないっていうことですよね?
この後残りのレイジュ達も捕まえる気なのでしょうね。
また、本の表紙のぐるぐる眉毛のマークについてですが、これはモンドールが書いている(作成している?)表紙だと思うので、一概には言えませんが
以前こちらの記事↓

onepiece-banbi.com

において、サンジの眉毛は外骨格が発動してるから左眉は”眉尻”がグルグル。
感情は残ってるから右眉も”眉尻”がグルグル。
合わせるとハートの形の眉毛となる。
と考察しましたが、まさに今回の扉絵の本の表紙にある形と考えました。

一旦この考察が正しいとした場合、
サンジが後から外骨格を得れたのなら、ニジとヨンジ、イチジについても後から"感情を持つ"ことも可能なのではないでしょうか。
そうなると、サンジと同じように、この本の表紙の眉毛になりますよね。
だからこそ無感情海遊記というタイトルで、この扉絵連載はイチジらの感情を取り戻して終わるのかもと思いました!

1.CP0

チョイ見せで明らかになっていた部分もありますが、後ろから不意打ちをしたドレークは次の瞬間CP0から喉元に”指銃”をくらい、返り討ちにあいました。

ドレークさん、十鬼を倒したぐらいの活躍しかしてないので、踏ん張って欲しかったですね。。
アニワンにおいて、ホーキンスが占った「明日まで生きている確率1%の男」がドレークだとはっきりと明言されておりましたが、この占いはことごとく外れてきたホーキンスにとって汚名返上になりそう・・・?
ですが、ドレークは普通にまだ生きているでしょうね。出番がまだだったというだけでしょうか。
ドレークさんの活躍が見たいです!
「アロサウルスとはこういう恐竜!」早く見せて下さい!

また、CP0のマスクの男は、「うらやましいよ」と、人間味を見せてきました。
天竜人の犬である自分の運命を呪っているセリフだと思います。彼にも彼の人生があるということを垣間見せてくれましたね。たまりません。

 

2.空船浮上開始

次に花の都。
一瞬ですが、空船が浮かび上がる瞬間が描かれました。おトコの姿も描かれておりましたが、天狗山飛徹の姿はいずこへ・・・?

先に言うと今回のラストシーンでカイドウの独壇場に”一旦”なりそうな予感がしますので、戦闘に集中しなくてよくなった分、焔曇が強まりそうな予感・・・
モモの助の綱引き対決はまた、カイドウ側に軍配が上がりそうな予感がしますね。
これは以前こちらの記事で考えたように、花の都の真上まで一旦鬼ヶ島は来るものと考えます。

onepiece-banbi.com

 

3.ルフィ対カイドウ戦

前回に引き続きギア4スネイクマンの姿のルフィ対カイドウ戦が描かれてました。
スネイクマンの攻撃に「攻撃の軌道を曲げてる・・!?あり得ねェだろゴムの性質上・・!!」と驚くカイドウ。

これは意味深ですねー。
・1037話で五老星が言っていた「伝説の悪魔の実」
・1041話で五老星からの勅令は「麦わらのルフィを消せ」
・今回で「ゴムの性質上あり得ない」
ここまで来ると、伝説の悪魔の実=ゴムゴムの実であることはほぼほぼ確定なところまで来てると思います。
私はジキジキの実説を推していただけに少しだけくやしいです!笑
「ゴムだから」のセリフも見返した時に少し残念に感じるような気がするのもありますね。

onepiece-banbi.com

ただ、多くの考察者さんがゴムゴムだからそれ以外で考えようと思ったという”逆張り”なスタートで考察を始めたのも事実なので、ゴムゴムの実であっても面白いのは変わりないですね!
我々と冒険を共にさせていただいている”船長”兼”操舵手”兼”航海士”の尾田栄一郎先生に従うまでです!笑

スネイクマンの技の話に戻りますが、攻撃の軌道を曲げているのは、武装色の覇気の硬化を間接の役割として曲げているものだと思ってましたが、確かに曲げた後もなお攻撃の勢いが落ちずにそこからまた伸びていくのは少し違和感があるのも事実ですよね~

そんなルフィに「やめてくれよ~~~ん”♡」という甘え上戸のカイドウ。笑
未来視の覇気を使用し、スネイクマンの軌道を曲げる技を”盗人上戸”で真似します。
カイドウはルフィを口にくわえ、空へ昇り、熱息(ボロブレス)を放ち、鬼ヶ島の下までルフィは急降下します。

これでもルフィは「にゃろ!!」といって、バウンドマンで戻ります。
これについては「根性」や「ゴムだから」や「覇気を纏っていたから」といった理由以外にも、前半の「ゴムの性質上あり得ない」の話も相まって、やはり何か”からくり”がありそうな感じもしてきますよね。

この後、
「”非暴力の弱者””名誉ある死者”言い訳つきの”敗者”共を腐るほど見てきた」
「枕詞は”勝者”にゃつかねェ!」
といったセリフをカイドウは発言します。
タイトルにもなっておりますね。

これはカイドウの”強がり”だと感じました。
何故ならば、カイドウはオロチと結託した時点で、おでんのことが邪魔で消すべき存在だと頭では認識していました。
しかし、おでんとの戦いの先に見たのは、おでんを消すことが目的であったのにも関わらず、味方サイドの騙し討ちによる”勝利”それに伴う”喪失感”だと思います。
これはカイドウは果たして”枕詞がつかない勝者”なのでしょうか?

そんなカイドウはおでんとの戦いの後、趣味:自殺となったと考えられます。
それは”名誉ある死者”を望んでいるから。これは今回カイドウが言ったセリフの一部です。
この裏付けに「うまくやったよ白ひげのジジイは…」というカイドウの初登場時のセリフがあります。
更には、赤鞘九人男には「殺されてやってもよかった」という思考もよぎっていたことが分かっています。
これはやはり先ほどカイドウ自身が口にした”名誉ある死者”そのものを目指しているということになりますよね。
”勝者”に枕詞はつかないのは、名誉ある勝利である時限定だと思います。
おでん戦においては、「騙し討ちの勝者」「横やりの勝利」など、どうしても枕詞がついてしまいますよね。
そんなカイドウは20年の時を経て、ようやく”名誉ある死者”になれることを期待して、ルフィに対して今回の1042話で「お前はどっちだ!!?」と言ったのだと思います。
このセリフはイコール「”枕詞のつかない勝者”になって、俺を”名誉ある死者”にさせてみろ」という挑発なのではないかと受け取りました。
それはつまりは、おそらくカイドウが望む最高の死なのです。
更にこの裏付けには、苦労して手に入れたはずの今の地位や、部下達、鬼ヶ島、宴などをめちゃくちゃにされたのにも関わらず、ルフィとのサシの戦いを心の底から楽しんでいたことも裏付けになりますね。

急げ”ジョーカー”最期の戦争準備を整えろ!!
こんな退屈な世界壊れてもいい!!!
世界最高の戦争を始めようぜ!!!

尾田栄一郎「ONE PIECE」79巻/集英社

世界最高の戦争に向けて色々と準備していたのにも関わらず、”最期”と言っていました。
”最期”とは「命が尽きる時、死に際」のこと。
死ぬために、最高の戦争をする。
それは”名誉ある死者”を目指している以外になんだというのでしょうか。

その目的に向かって、最高に盛り上がっていたところで、
ルフィは「もう一発 それでダメならおれの敗けだ」と珍しく弱音を吐きます。
カイドウの強さがここでもうかがえるわけですが、そんなルフィに対してカイドウは
「来てみろ小僧ォーー!!!」と最高に楽しそうな顔で応戦しようとします。
本当に楽しそうな顔なので、皆さんもう一度読んでみて下さい。

そんな最高の最期への戦いの最中に、ドレークを倒しきったのか、振り切ったのかわかりませんが、CP0のあの男が颯爽と現れ、ルフィの腕にしがみつき、”鉄塊”を使います。
これには本当に驚きました。
この二人のサシの戦いはビッグ・マムをキッド、ローが止めたように、もう誰も参戦しないものと思い込んでいたからです。
多くの読者がそうだったと思います。
絶対にあり得ない展開だと思っていました。
そんな固定概念をぶちこわされた瞬間でした。…ただ、脳みそは喜んでいました。
本当に先が読めない展開、改めて面白すぎますONE PIECE。

そして、もう一個感動したのは”鉄塊”の使い方です。
私達はCP9戦で”鉄塊”について完璧に理解していたものと思っていましたが、こんな使用方法があるなんて、思いもしませんでした。
腕に絡みつき鉄塊をすることで、自分自身が”手錠”になる。
この使い方は感動しました。何年も思いつかなかったですからね!

鉄塊でパンチが撃てないルフィに、振りかざした金棒”八斎戒”は止まることなく、ルフィの体に渾身の一撃が放たれ、それと同時に最大に落胆の表情を見せるカイドウ
当たり前ですよね。
先ほどつらつらと書いたとおり、やっと自分に枕詞がつく敗北を与えてくれそうな存在に出会ったわけですから。
仮にサシで敗北せず、勝利しようとも、それはそれでやっと枕詞がつかない真の”勝者”というわけですね。
そんなカイドウの人生全てをかけたような戦いに水を差したCP0
次週、彼は叩きのめされるでしょう。

4.1043話展開予想

今回の話を見ても、最近の流れは当たるわけない!って思うような展開ばかりで、当てるのは非常に無謀な挑戦ですが、懲りずに展開予想してみます。笑

CP0はほぼほぼカイドウに倒されるのは濃厚だと思います。
これは、味方だった黒炭ひぐらしですら、邪魔して殺されたわけですから、CP0がどうなるかは明白です。

そして、私が着目したのは、今回の話、カタクリ戦オマージュなのではないか。という部分です。
これは、
・カタクリ戦後、はじめて登場した未来視の見聞色の覇気を使用する敵、カイドウ(前はカタクリ)
・カタクリ戦後、はじめて登場したルフィの技を真似る敵、カイドウ(前はカタクリ)
・カタクリ戦後、はじめて登場したルフィのサシを邪魔する敵、CP0(前はフランペ)
・そしてこれらを裏付けるようにヒントで描かれた可能性のある扉絵のブリュレ
これらのオマージュから、導き出せるのは二択だと考えます。
それは
①カタクリのように自分も同様の自傷行為を行う
②カタクリとは対比で、相手であるルフィを回復させる
私は、ある程度そのまま踏襲するパターンor対比で真逆のことをするパターンのどちらかではないかと考えます。
ただ、自傷行為をして、ルフィが勝つというのも、何か納得ができないですし、おでんとの件がカイドウにはありますから、自分が最高の状態での敗北を望むはずです。
そのため、私は②の回復させるパターンではないかと考え、
これに前回1041話のローのセリフ「降りてくるのがカイドウだったらおれにはもう抵抗する気力はねェ」というのが伏線となり、
カイドウがローの元へルフィを抱えて降りてくる。
そして、「治療しろトラファルガー」といって、治療させるのではないかと考えました。
ローの近くにはチョッパーやミヤギ、トリスタンもいます。
もしかすると、再びゾウの薬を使って、ルフィもカイドウ戦後、ゾロと同じ道を行く可能性もあるかもしれませんね。

 

今回は以上です!
いやーーー今週はバトル描写がメインでしたが、本当に面白かった。
スケールが大きい謎で終わるのも面白いですが、こういう単純にどうなるかわからない目先の戦いでの幕引き・クリフハンガーはものすごく次週が待ち遠しくなりますね!

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